17:名無しNIPPER
2016/09/09(金) 21:11:39.31 ID:mHQTk8ix0
ちひろさん曰く、何が出火の原因かはわからないが、とにかく俺の住んでいた部屋は修復不能なほど焼け焦げてしまったらしい。
他のアパートの住人はほとんど外出していて、アパートにいた数少ない住人も早く出火に気づいて無事だったようだ。
漏電かガス漏れか…何分古いアパートだったため、どちらの可能性も考えられるとのこと。
また、かなり規模の大きい火事だったためニュースとしてすぐ報道されたらしい。
ちょうどその頃、ちひろさんは事務所で夜食を取りながらニュースを見ていたのだが、まさかと思って俺の住所を調べると…
まさしく火事が起きたアパートに俺が住んでいることがわかったらしい。
それで、居ても立ってもいられず俺に電話をかけてきたと…
「とにかくPさんが無事で良かったです…」
そう言い残してちひろさんは電話を切った。
火事?
昨日からずっと溜め池に怯えていた俺には青天の霹靂だった。
「ど、どうしたのPさん…誰からの電話…?」
「ちひろさんからの電話だったんだが…俺もちょっと混乱してる。説明はするが…わかりにくかったらごめんな」
それから、俺はちひろさんから電話があり、自分のアパートが火事に遭ったことなどを話した。
話すうちに、段々平静を取り戻してきているのが自分でもわかった。
「火事…それは災難ね。それにしても…」
同じく落ち着きを取り戻した朋が首をひねる。
恐らく俺と同じ疑問を彼女は抱えているのだろう。
「結果的にPは助かったってことよね?この溜め池に来たことで」
「確かにそうなるな。俺は火事から逃れたわけだし」
「それなら…辻褄は合うね…」
小梅がぼそりと呟く。
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