32: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:08:05.45 ID:H+pXaKGC0
直下「ホントにあのときは困りましたよ!直した矢先にまたやられちゃうんですから!」
エリカ「ええ、そんなこともあったわね……あら?誰かしら?」
みほ「すみません、エリカさんに少し用事が……」
33: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:09:06.12 ID:H+pXaKGC0
みほ「そんな!私よりその人を優先するんですか?昨日の夜だって二人であんなに楽しんだのに!」
エリカ「……!な、何を言ってるの!嘘をつかないでちょうだい!」
みほ「嘘だなんて……私に囁いたあの言葉は、エリカさんの嘘だったんですか!?」
34: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:10:02.56 ID:H+pXaKGC0
エリカ「ちょっと!どういうつもりよ!」
みほ「どういうつもりだなんて、そんな……私はただ、エリカさんがあの場を離れる口実を作ろうと……あの人、カチューシャさんのスパイですよね」
エリカ「……あなたも気づいてたのね」
35: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:11:13.55 ID:H+pXaKGC0
直下(今がチャンス!きっとこの辺を探せば、なにか見つかるはず……)
ガサゴソ
直下「あった!えーっと……こ、これは!今すぐ帰って報告しないと!」
36: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:11:52.74 ID:H+pXaKGC0
エリカ「……でも、他にもっといい口実があったでしょ」
みほ「いえ。あれも策のうちです。……恐らく直下さんは『江東水軍の都督は大洗の軍師に骨抜きにされている』とカチューシャさんに報告するでしょう。敵の油断も誘えて、一石二鳥の作戦です」
エリカ「だから!それじゃ私の汚名が天下に伝わっちゃうじゃない!」
37: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:13:07.87 ID:H+pXaKGC0
――カチューシャ軍総旗艦――
アリサ「あ、あの……どうして呼び出されたんでしょうか……?」
ノンナ「……これからあなたに、いくつかの質問をします。正直に答えていただけますね?」
38: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:14:05.05 ID:H+pXaKGC0
アリサ「違います!敵の計略です!」
カチューシャ「別に、どっちでもいいわ。あなたには特別な仕事を用意してあるの」
アリサ「仕事ですか……?」
39: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:15:02.66 ID:H+pXaKGC0
――江東軍本陣――
杏「逸見ちゃんの計略、うまくいったんだって?」
みほ「はい……ですが、もしかすると、カチューシャさんは気づいていた可能性があります」
40: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:15:39.56 ID:H+pXaKGC0
エリカ「私の計略が成功したわ。敵の水軍指揮官アリサはシベリア送りになったそうよ」
みほ「はい、そのようですね」
エリカ「……ところで、水戦の勉強は順調かしら?」
41: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:16:26.06 ID:H+pXaKGC0
エリカ「でしょう?ほら、これを使って書くといいわ」
みほ「ありがとうございます。……はい、書けました!」
エリカ「私も書けたわ。それじゃ、見せ合いましょうか」
42: ◆8DlJds//22[saga]
2016/09/09(金) 22:16:59.71 ID:H+pXaKGC0
――カチューシャ軍総旗艦――
ノンナ「カチューシャ、客人が来ています」
カチューシャ「客?いったい誰よ?」
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