3: ◆R4LxbbyKhE[saga]
2016/09/10(土) 21:17:49.54 ID:jzgcTAa+0
裕子「ふぇ……?」
聞き慣れた声に思わず顔を上げた裕子は、目の前でドアを開けて固まっているスーツを着た
妙齢の女性の姿を確認すると、すぐさま破顔し飛び上がった。
裕子「プロデューサー……? プロデューサー……!? プロデューサー!!」
あまりの嬉しさにそのまま飛びつこうとした裕子を慌ててベッドの上に押しとどめながら、裕子のプロデューサーは
驚いたような、だがとても安心したような表情を浮かべて裕子の身体を調べていく。
裕子P「ユッコ、いつ起きたの? 身体に痛いところは? 頭痛は? 吐き気は? なにか」
裕子「ま、待って下さいプロデューサー! そんなにいっぺんに言われても困りますよ……!」
裕子P「あ、ご、ごめんなさい……」
裕子「ふふっ……」
普段冷静沈着なプロデューサーが慌てている姿が妙に可愛らしくて、思わず笑みをこぼしながらも裕子はまず
一番聞きたかったことを彼女にぶつけていく。
裕子「そ、それでプロデューサー……あの、大丈夫ですか!?」
裕子P「大丈夫って……なにが?」
裕子「ほ、ほら、鉄骨! 鉄骨がヒューンってプロデューサーの上に!! ぶつかったりしてないですか!?」
裕子P「ああ、それならユッコが突き飛ばしてくれたおかげでぶつからずに済んだわ」
裕子「良かった〜……」
自分の行動でプロデューサーが助けられたのだと分かった裕子は安堵したのか、へなへなとベッドに崩れ落ちていく。
裕子P(大丈夫って言わなければいけないのは私だと思うのだけど……ユッコったら……)
裕子「っは……!? そ、そうです、あとここはどこなんでしょう!?」
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