過去ログ - 愛梨「ハートドリンク?」
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9:名無しNIPPER
2016/09/12(月) 22:04:16.69 ID:Tl+Mq8TL0
「……やっぱりだめですっ!」
愛梨がプロデューサーの肩をぐっと押して離れる。
「おおっ! どうした!?」
「はぁ……はぁ……思い、出しました。私、夢があるんです」
「夢?」
「私、トップアイドルになって、お嫁さんになって、家庭を持ちたいんです」
「それは……とっても素敵な夢だな」
「はい。そうしたら、子供におとぎ話を聞かせたいんです。なんにも知らなかった子が、プリンセスになって、一番、誰よりも輝く物語を」
「愛梨……」
アイドルへの本気であることは感じていたが、言葉ではっきりと出され、胸を打たれた。
こんなふらふらの状態なのに。
自分の幸せだけじゃない、周りの幸せも考えられる子。
本能に流され、純粋な女の子の夢を壊しかけた己を恥じた。
プロデューサーの使命として、この子を輝かせること、笑顔にすることを心に強く誓った。


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