過去ログ - 若林智香のファンになった男性の話。
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2:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:23:33.41 ID:bJ2kGf4/0
それがいいことなのか……はわからない。
だが、そうしないといけないということはわかる。
その問題に真面目に向き合っても、解決できる気がしないから。
3:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:24:07.25 ID:bJ2kGf4/0
……。
……。
……。
4:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:24:35.56 ID:bJ2kGf4/0
「あの!」
瞬間、パッと目を開く。目の前には、一人の少女。
「――駅ですっ。降りる駅……でしたよね?」
5:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:25:01.79 ID:bJ2kGf4/0
しかし、言い訳するわけではないが、その少女はかわいかった。腰まで届くほどに長いポニーテールが印象的で、朗らかに笑うその表情は見ているだけで元気がもらえそうなほどである。
「ふぅ……間に合いましたねっ」
声とともにポニーテールまで弾ませて、少女は笑う。
6:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:25:27.79 ID:bJ2kGf4/0
だが、その時――そう、その時だった。
彼女は私に向かって、元気に笑って。
7:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:25:56.89 ID:bJ2kGf4/0
それから。
私は彼女からもらった元気で、がんばることができるようになった。
以前とは違って、明るい気持ちで。
8:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:26:30.65 ID:bJ2kGf4/0
通勤電車で彼女と会うと、話まではしないが、会釈をしあう程度の関係にはなっていた。
しかし、ある日を境に彼女のことを見ないようになった。
どうしたのだろうか、と少し心配になりはしたが、それから一ヶ月もしない内に理由がわかった。
9:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:27:18.11 ID:bJ2kGf4/0
今日もその番組が放送される。私は急いで仕事を終わらせて、なんとか放送時間までに帰ることができた。
テレビをつけると、ちょうど番組が始まったところだった。
私はテレビの前に座り、画面を見る。
10:名無しNIPPER
2016/09/13(火) 15:27:44.92 ID:bJ2kGf4/0
終わりです。ありがとうございました。
11:名無しNIPPER[sage]
2016/09/13(火) 16:32:07.76 ID:DDveoJ0No
乙。
すごくリアルにありそうで、智香ちゃんのいいところが描かれてた。
12:名無しNIPPER[sage]
2016/09/14(水) 00:28:19.46 ID:Mhh7toPxo
おつ
いいなあこれ
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