過去ログ - 星輝子「第3.5回 フレ志希のケミカルカオスキュートラジオ(仮)」
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◆mBiXSAH/fw
[sage saga]
2016/09/13(火) 23:52:12.89 ID:/wRsch+H0
『毒茸伝説〜Under The Force Of Courage〜』
TRACK1.PREMONITION
キノコ王国部隊兵舎の隊長室。
俺は椅子に腰掛け、目の前の机に地図や建物の見取り図を広げた。
これまでの事を思い出す。世界を変えるため、幾千の血が流れた。
まだ流さなくてはならないのか。大地に血を吸わせ、そこに育つ茸は美味しいのだろうか。
……いけない。心に迷いが生まれ、心の痛みが胸を締め付ける。
俺は小さくうめく。
『何を迷っておる。お主は既に道を決めたのじゃろう。ならば迷うな。成し遂げるまで』
声が聞こえる。俺にしか聞こえない声だ。
俺は答える。
「当たり前だ。そして迷ってもいない。古傷が痛んだだけだ」
まぼろし相手に俺は強がる。
心の痛みは薄れたが、この身朽ちるまで完全に消えはしない。
永遠に背負って俺は生きていく。
『ならば良い。ゆめゆめ忘れるな。お主の使命……宿命を』
「わかっている」
俺は、この世界の歪みを再確認する。
産まれた時点で決定する己が立ち位置。
奴隷と人間、キノコ王国とタケノコ帝国……味方と敵、俺と男。
運命の時計が動き始めた日のことを思い返していた。
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