過去ログ - 姫川友紀「好きって気持ち、少しまえ」
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41: ◆saguDXyqCw
2016/09/14(水) 01:43:07.04 ID:Gp4ENr9z0


 やがて撮影が始まった。店内での簡単な紹介の後に、アクセサリーを作っている工程を実演してもらった。

 真剣な眼差しで仕事に向かう姿に、あたしも見とれてしまった。



 そして撮影が終わった頃には、完全に当たりは真っ暗になっていた。
 

「お疲れ様でーす!」


 小さく息をつく。色々あったけど、このお店が最後でよかったな、なんて思った。


「ほら、行くぞ」


 ……そんなあたしの情緒を無視して、プロデューサーはあたしを急かしてくる。



「別にいいじゃん、もう仕事も終わったんだからゆっくりしても」

「そうは行かないんだけよ。もう待ちくたびれてるだろうし」

「それはプロデューサーの都合でしょ! あたしを待ってるのはねこっぴーぐらいだもーん」


 ふんっと腕を組んだあたしだが、そこでプロデューサーは懐に手を入れ、スマホを取り出した。


「噂をすれば……」


 と、プロデューサーは振動するスマホを差し出してきた。






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