過去ログ - 曜「見て!イルカの真似ー!」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 20:51:17.19 ID:BjprVN+x0
―――

タンッ、タタンッ、ザッ――

砂を巻き上げ、足を止める。

千歌「はいストップ!」

数歩先で千歌がカメラを止めて一言叫ぶ。

曜「ふぅ…。ねえねえ千歌ちゃん、何点だった?」

千歌「えっと、ちょっと待ってね…。うーん、8.5点!」

曜「おお!ちょっと上がった!」

千歌「曜ちゃんすごいよ!もうこんなにミスが減ってる!」

曜「千歌ちゃんとの特訓の賜物ですなあ!」

千歌「いやあそれほどでも。」

ふざけあいながら機材を畳む。

最近、自分は千歌と2人で砂浜でダンスの特訓をしていた。
お互いにフォームを撮影して、採点しあうのだ。

特訓を経て、自分はだいぶダンスに慣れてきたと思う。

本格的には身体を動かしてこなかった千歌の成長はより著しい。
少し前と比べて、格段に動きがよくなった。

千歌「いやあ、いい汗かきましたなあ曜さんや。」

曜「そうですなあ千歌さんや。」

なんて、適当な言葉を掛け合う瞬間が一番好きだ。
特訓は自分が千歌を独占できる時間でもあった。


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