過去ログ - 神谷奈緒「すなおになれない」
1- 20
12:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:02:55.37 ID:H76pZlH60
 気づけば9月も中頃だ。
 あれだけ夏を騒がせた蝉も、刺すような陽射しもいない。
 半袖が気持ちいい。素晴らしい秋日和だ。


以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:05:02.55 ID:H76pZlH60
「俺が悪かったよ」
「別にプロデューサーさんは悪くないよ?今日がなんの日か答えられなかっただけじゃん。
 それだけで悪い人になるなら、あたしだって明日から悪い人じゃん」

 俺の謝罪に対し、奈緒はそっぽをむいて、べそをかいている。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:05:58.33 ID:H76pZlH60
「奈緒誕生日おめでとう」

 奈緒の小さな身体はぴくっと動き、そして俺の方へ向き直った。

「なんだよ!加蓮や凛に教えてもらったのか?今更言っても遅いぞ!」
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:07:16.21 ID:H76pZlH60
「プロデューサーさん。それでよくお仕事できるね」

 呆れた様子で奈緒が言った。
 先ほどまで冷たかった目と態度は、温かさを取り戻し、
 いつもの奈緒に戻ってきている。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:09:25.09 ID:H76pZlH60
「奈緒誕生日おめでとう。
 こんな俺に、奈緒はいつも文句を垂れながらも最後まで付き合ってくれるし、
 気遣いも上手で…… そういった面倒見の良さや優しさに何度も俺は救われたよ」

「だからこれはそのお礼も兼ねてだ。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:10:26.57 ID:H76pZlH60
「あ、あたしもプロデューサーさんに感謝してるんだ。あたしを立派なアイドルにしてくれて。
 いつもあたしたちのことを一番に考えてくれて」
 
「大切な友達や夢のような経験もできた。今の毎日が楽しくて仕方ない。
 それも全部、プロデューサーさんのおかげ。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:11:32.12 ID:H76pZlH60
 奈緒は俺からのプレゼントを左手につけ、事務所へと走っていった。

 今戻っても、二人して真っ赤なところを凛と加蓮に捕まるだけだ。
 俺はもう少しここで時間を潰すことにしよう。

以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 17:12:09.34 ID:H76pZlH60
終わり。改行のコツがわかりません。見づらかったらすみません。


20:名無しNIPPER[sage]
2016/09/16(金) 18:08:55.64 ID:HsU1aIbio
よかった、乙!



21:名無しNIPPER[sage]
2016/09/17(土) 01:10:10.25 ID:uUhtlUXRO
おつ
青春だなあ


21Res/10.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice