6: ◆eAB23W1ius[sage]
2016/09/16(金) 19:20:18.43 ID:MXZfHqwr0
その日の仕事は散々だった。
ついぼーっとしてしまうことが多く、声をかけられても反応できなかったため、あとで律子にこってり絞られてしまった。
「でも伊織がそんなにぽけーっとしてるのもめずらしいわね。何かあったの?」
「ぽけーっとなんてしてないわよ!でもそうね、じつは…………」
私はやよいとの喧嘩について律子に相談することにした。
話し終わると律子が大きくため息をついた。
「……なによそのため息は」
「あんたねぇ……やよいはあんたのことを心配して言ってくれてるのよ?
やよいだってライブを成功させたいに決まってるじゃない」
「そんなこと私だってわかってるけど……
それでも私は大丈夫だったって言ってるでしょう?」
次のライブを絶対に成功させたいという気持ちが強かった。
疲れていてもやよいとのライブのためだと考えればいくらでも練習できる気がしていた。
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