1: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:31:38.11 ID:Q8boHpGy0
書き溜めあり
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2: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:32:04.78 ID:Q8boHpGy0
モバP「こんばんは、涼」
松永涼「あっ! P来てくれたんだ!」
モバP「そりゃあ涼の誕生日パーティだからな。ちょっと場違いな気がするけど」
3: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:32:36.61 ID:Q8boHpGy0
涼「ここなら大人も来ないと思うよ」
モバP「おお、こんなところまであったのか…あの噴水とか見たことないぞ」
涼「私もよく知らなーい」
4: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:33:08.54 ID:Q8boHpGy0
涼「普段聴いてるのはクラシックとかだけど…こっちの方がカッコよくて好き!」
モバP「おー、趣味が合うなぁ。俺もこっそりバンドの練習してるから今度聴かせてやるよ」
涼「Pもバンドマンなの?」
5: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:33:40.09 ID:Q8boHpGy0
モバP「……なんて言ってた涼が本当にバンド組んで家出してくるとはな」
涼「いや、ごめんって。頼れるところもなかったからさ」
モバP「あんなに可愛かった涼ちゃんがピアスあけて髪染めて…」
6: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:34:59.50 ID:Q8boHpGy0
モバP「で、お前どうやって説明したんだよ!」
涼「正直に言っただけだよ」
モバP「Pサンに教えてもらったバンドの道に進みたい、って? さっきから電話が鳴り止まないんだけど」
7: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:35:34.75 ID:Q8boHpGy0
モバP「本当に怒られなかったぞ…?」
涼「なんて言ってたんだ? アタシを連れ戻せって?」
モバP「あの子のことだからいつかやると思ってました。生活費は振り込みます。ってさ」
8: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:36:24.71 ID:Q8boHpGy0
モバP「はぁ、まあ家のことに関しては良いよ。ここボロアパートだしバンドの練習なんてできないからな」
涼「そのくらいは分かってるよ。というかなんでPサンこんなとこに住んでるんだ?」
モバP「…ん、お前と似たようなもんだよ」
9: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:36:50.16 ID:Q8boHpGy0
モバP「あー、今晩はそこの布団使って寝てくれ」
涼「押しかけて布団までとっちゃ悪いから遠慮しておくよ」
モバP「風邪ひかれても体痛められても困るから使っとけ」
10: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:37:19.50 ID:Q8boHpGy0
涼「おはよー…て、居ない?」
「仕事行ってくる。朝飯は台所にラップしておいてあるからレンジで温めて食べて」
涼「今6時だよな…? 一体何してるんだ?」
11: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:37:52.12 ID:Q8boHpGy0
モバP「ただいまー…」
涼「おう、おかえり。お疲れさん」
モバP「帰ってきて声が返ってくるのは良いなー」
12: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:38:43.43 ID:Q8boHpGy0
モバP「いや、今から買いに行こうと思ってたんだ。ちょうどよかったよ」
涼「大したものじゃ無いけどな。あと明日からはアタシもバンドの練習で留守にするから」
モバP「はいよ。ところで布団は買ったか?」
13: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:39:13.86 ID:Q8boHpGy0
モバP「おお、ありがたいこと言ってくれるな」
涼「まあな。さ、冷める前に食べてくれよ」
モバP「ありがたく頂くよ。ところで涼のバンドってどんななんだ?」
14: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:39:53.00 ID:Q8boHpGy0
モバP涼「「ごちそうさまでした」」
モバP「そんじゃ悪いけど先に寝るな。おやすみ」
涼「おやすみ。ゆっくり休んでくれよ」
15: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:40:26.89 ID:Q8boHpGy0
涼「おはようPサン。朝飯出来てるぞ」
モバP「おう? おはよう…まだ早く無いか? 涼は寝てて良いんだぞ?」
涼「そんなこと言って昨日はかなり早く家出たの知ってるからな。Pサンの家にいさせてもらってるんだからこのくらいはしないと」
16: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:42:33.05 ID:Q8boHpGy0
涼「ていうかそんなに疲れを吹っ飛ばせる栄養ドリンクってすごいな」
モバP「スタドリってやつでな。自社生産らしいんだよ」
涼「よかったらアタシにもくれないか?」
17: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:43:19.11 ID:Q8boHpGy0
〜数ヶ月後〜
涼「なあPサン、ちょっといいか?」
18: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:43:53.63 ID:Q8boHpGy0
モバP「よし、しっかり休み取れたぞ」
涼「なんか電話から男の泣き声みたいなの聞こえたけど大丈夫か…?」
モバP「あいつはいいんだよ。たまにはしっかり働かせないと」
19: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:44:40.46 ID:Q8boHpGy0
〜当日〜
モバP「ここか。いかにもって感じではあるな」
涼「お、時間前にきちんと来てくれたんだな」
20: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:45:09.94 ID:Q8boHpGy0
涼「お前ら! この夜に歌声響かせるからッ! 叫んでってくれよな!!」
涼「一番の得意曲から、行くぜー!!」
ジャージャカジャジャッ!
21: ◆eF6RWyN1IM[saga]
2016/09/16(金) 19:45:44.50 ID:Q8boHpGy0
涼「なあ! どうだった! 聴かせてもらってたあの曲、今じゃ十八番なんだよ」
モバP「良かったよ。やっぱり涼は頑張ってきたんだな」
涼「まあな。あの時聴いてた曲が頭の中で鳴り止まなくてさ」
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