過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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157: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/09/29(木) 19:48:41.07 ID:OInxPeORo

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 とはいえ、京太郎からしてみればたまったものではない。

 際限なく甘やかしてなんでもしてくる姉が菫だとすれば、その逆が智葉だと考えている。

 智葉は京太郎にとにかく厳しい。

 出会えば何かと試練を化してくるし、今日だって武道場で武術の訓練だ。

 いくら京太郎の体格が同級生に比べて良いとはいえ、武道は完全な素人である。

 家のこともあり普段から鍛えている智葉とは比べ物にならない。

 力を見事に利用されて跳ね飛ばされるのがいつものことだ。


 「智葉姉さんは厳しいよなー」

 「何を言う。

  いい男になるのならばこれくらいはやって見せろ」

 「そんなこと言ってー、俺のこと嫌いなんだろー」

 「そうか?

  私は大好きだが」

 「!?」


 真顔でそんなことを言われると、言い出した京太郎の方が恥ずかしくなってくる。

 智葉は何を恥ずかしいことを言ったのかとキョトンとしている。


 「じょ、冗談はやめろよ!?」

 「冗談じゃないんだが……」

 「全く、智葉姉さんは……」

 「?」


 相変わらずキョトンとしている智葉に対して、顔を真っ赤にして逸らす京太郎。

 いつもこうだ。智葉な何かと無防備だ。

 だからこそいつもの無茶振りもなんだかんだ言ってこなしてしまう。

 嫌がらせやいじめでやっているわけではないとわかっているからこそ、頑張ってしまうのだ。


 「京太郎だって強くなりたいだろう」

 「そりゃそうだけどさ。

  いきなりは無理だって」

 「大丈夫だ。

  私は信じている」

 「へぇ!?」

 「京太郎なら、いつか私だって倒せるさ」

 「そ、そんなこと言うなよ」

 「組み伏せることだって簡単だろう?」

 「組み伏せたりしないよ!?」


 それだけ言うと、智葉はなぜか残念そうな顔をした。

 幸か不幸か顔を背けている京太郎はそれを見ていない。



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