過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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491: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/11/02(水) 15:15:31.44 ID:oSC/JdPfo

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 「とっとと私たちのためにキリキリ働けですよー」

 「やだー、もう働きたくないー」

 「はいはい。定年まで働いたら休んでいいですよー。

  それまでは死ぬ気で働きやがれです」

 「お、横暴だ……」


 京太郎も軽快なやりとりで目が覚めたのか、すんなり起きてくる。

 仮にも一家の大黒柱だ。あまり寝てもいられない。

 何より、子供達に示しがつかない。……と本人は考えている。

 毎日毎日嫁さんに叱られている以上、今更示すものも何もないのだが。


 「朝ごはん出来てますよー。

  お味噌汁も温めてあります。今よそいますね」

 「そろそろ寒くなってきたし、おでんが食べたいなぁ」

 「それじゃ、今日一日頑張ってきたらおでんを作ってあげますよ」

 「マジか。よっしゃ」

 「まぁ一度おでんを作ったらしばらくおでんで楽できますからねー」

 「子供たちに文句言われそうだなー」


 一度おでんを作れば、あとは具材を継ぎ足し継ぎ足し。

 しばらくの食卓はおでんで占領されるので、子供達には評判が悪い。

 しかし、大人にしてみれば出汁が染み込んでくる後半にこそ旨味が出る。

 そのあたりの加減が非常に難しかった。


 「よし、おでんがあるってわかったらやる気が出てきたぞ」

 「はいはい、うちの旦那様は単純で良かったですよー。

  そんなにおでんが好きならコンビニで買えばいいじゃないですか」

 「嫁さんの作ってくれるおでんが一番うまいんだよっ」

 「えっ……」

 「そ、それに、コンビニでおでんなんて買ったら一月のお小遣いなくなるし」

 「そこは最後まで格好つけてくださいよー!」


 背中をバシッと叩く。大げさにむせているが、どうせ演技だ。

 50cm近く身長が違う旦那に一発ぶちかましたところで揺らぎすらしない。ムカつく。


 「まぁ、やる気になってくれたならいいんです。

  じゃあ今日も一日キリキリ働いてきてくださいねー」

 「おう。

  服は……」

 「はい、ここです。

  とっとと、着替えてくださいねー」


 翌日の準備は前日の夜にあらかじめ済ませてある。



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