過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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◆Y.lj54HWGU
[sage saga]
2016/11/15(火) 21:10:00.10 ID:To91tLwBo
3/10
「(普通に、って言うのがわからないっす……)」
桃子は友達が少ない。ーー皆無、ではないだけ成長したのだろうか。
友達といえば高校時代の知り合いのみだ。
それも部活仲間という面が強く、そう言った関わりとは違うプライベートな知り合いは皆無だ。
「そ、そういえば須賀さんは麻雀部らしいっすよね?」
「おう、そうだな」
「清澄の男子部員なんて聞いたことないっすよ」
「あの時は俺一人だったからなァ。
次の年からは人も増えたけれど、あんまり強くなかったからね」
「あのリンシャンさんとおっぱいさんがいるなら強くなりそうっすけど」
「あー……」
京太郎がバツの悪そうな顔をする。何か悪いことを言ってしまったのだろうか?
隣の長身の男子。ーー名前は覚えていないーーがニヤニヤと笑っている。
「実は女子目当ての部員も多くてさー。
顧問もついたんだけど、いまいち上手くいかなくてさ」
「えっ」
「ほら、顧問だって実績が欲しいから始めた感じのやる気ないタイプで……。
なんというか……、その……」
「まぁ、身内の恥なんだ。あんまりコイツを虐めないでやってくれ」
「……そうだったんすね」
多くは聞かないが、なんとなく察した。
おそらく、彼にとって心地よい空間がなくなってしまったんだろう。
それは同じく弱小零細麻雀部だった自分も同じだ。
気になって入ってきた新しい部員との温度差。
楽しくないとは言わないが、自分が本当に求めていたものとは違ったのだ。
「だから新しくサークルも入らねーんだよなー、コイツ」
「うるせー」
新入部員に部活の雰囲気を押し付けてしまえば、そこに溝が出来る。
今までの楽しみを持続したい既存部員と、自分のやりたいことを求めて入ってくる新入部員。
彼もまた、その摩擦に擦り切れてしまったのだろうか。
「というわけで、コイツ暇なんだよ。
良かったら東横さんが構ってやってくれ」
「え”っ」
「んじゃ、俺はバイトだからお先ー」
今日は1、2限のみの講座だ。お昼を食べて帰ろうと思ったが、押し付けられてしまった。
京太郎も困ったような顔をしてこちらを見ている。
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