過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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◆Y.lj54HWGU
[sage saga]
2016/12/18(日) 20:10:46.03 ID:Q9W2whb7o
7/10
……
…
「すごかったなぁ」
その後も色々な手品を見せてもらい、京太郎は満足だった。
どうやら連れて来てもらった場所はマジックレストランで、彼はそこの雇われ手品師だったそうだ。
いつかは有名になりたいと頑張っているそうだが、芽が出ないと話しているのを聞いた。
しかし幼い京太郎にとってはそんなことは分からず、ただただ男性の起こす魔法のような手品に魅せられた。
詳しく手品を知る人が見れば子供騙しと言われるだろう。しかし一人の子供を笑顔にできた事実は間違いない。
「バッカみたい」
「うん?」
両親が食事をしている間、京太郎はレストランの外に出ていた。
色々見せてもらったせいかいてもたってもいられなくなり、外でボール遊びを始めたのだ。
「あ、それ……」
何やら呟きながら折り紙をしている少女を見つけた。
ベンチに座り、一心不乱に折り紙を折っている。
「あれは……」
しかし、折り紙を包む最中に花が飛び出して来た。
先ほどの手品をもう一度見れて、京太郎は少女に近づいていく。
「ねぇ! それすごいよね!」
「!?」
京太郎が近づいて来ていることに気づかなかったのか、少女は驚愕する。
京太郎は屈託のない笑みを浮かべる。
「君もできるんだ! すごいね」
「……これ、失敗だよ」
「え?」
くしゃくしゃになってしまった紙に花が挟まっている。
京太郎には失敗の区別がつかないが、どうやらハミ出てしまったらしい。
「こんなのやってたって有名になれないのに」
「そうなの?」
「こんなの、子供騙しだよ」
少女はさっきの手品を見ていたのか、苦々しい顔を浮かべた。
京太郎にとっては十分すごかったのだが、少女にとっては納得できなかったようだ。
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