過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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765: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/12/18(日) 20:10:46.03 ID:Q9W2whb7o

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 ……
 …

 「すごかったなぁ」


 その後も色々な手品を見せてもらい、京太郎は満足だった。

 どうやら連れて来てもらった場所はマジックレストランで、彼はそこの雇われ手品師だったそうだ。

 いつかは有名になりたいと頑張っているそうだが、芽が出ないと話しているのを聞いた。

 しかし幼い京太郎にとってはそんなことは分からず、ただただ男性の起こす魔法のような手品に魅せられた。

 詳しく手品を知る人が見れば子供騙しと言われるだろう。しかし一人の子供を笑顔にできた事実は間違いない。


 「バッカみたい」

 「うん?」


 両親が食事をしている間、京太郎はレストランの外に出ていた。

 色々見せてもらったせいかいてもたってもいられなくなり、外でボール遊びを始めたのだ。


 「あ、それ……」


 何やら呟きながら折り紙をしている少女を見つけた。

 ベンチに座り、一心不乱に折り紙を折っている。


 「あれは……」


 しかし、折り紙を包む最中に花が飛び出して来た。

 先ほどの手品をもう一度見れて、京太郎は少女に近づいていく。


 「ねぇ! それすごいよね!」

 「!?」


 京太郎が近づいて来ていることに気づかなかったのか、少女は驚愕する。

 京太郎は屈託のない笑みを浮かべる。


 「君もできるんだ! すごいね」

 「……これ、失敗だよ」

 「え?」


 くしゃくしゃになってしまった紙に花が挟まっている。

 京太郎には失敗の区別がつかないが、どうやらハミ出てしまったらしい。


 「こんなのやってたって有名になれないのに」

 「そうなの?」

 「こんなの、子供騙しだよ」


 少女はさっきの手品を見ていたのか、苦々しい顔を浮かべた。

 京太郎にとっては十分すごかったのだが、少女にとっては納得できなかったようだ。



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