5:名無しNIPPER
2016/10/02(日) 20:58:36.31 ID:A0zLavs70
「あつい・・・」
ザァア、ザァア・・・・と、潮騒が心地よく純一の耳に届く。
寄せては返す波音を聞いているだけで涼しく感じられる・・・わけがなかった。
照りつける真夏の陽光の下、純一は呟いた。
純一 「いくつになっても、暑いものは暑いんだよなぁ。はぁ」
アイシア 「純一もそんなとこに座ってないで一緒に遊びましょうよ。」
さくら 「そうだよ。純一君もおいでよ。」
波打ち際で、足まで海に浸けて遊ぶ二人の少女は暑そうにしている純一を誘う。
ワンピースの裾を軽く持ち上げなら、月の色と星の色をした髪を持つ少女たちは純一をみて苦笑する。
さくら 「暑くないの?純一君。」
純一 「いや暑いな。今すぐ帰りたいくらいだ。」
さくら 「だから、純一君も水浴びしようって言ってるでしょ?」
アイシア 「気持ち良いですよ?」
純一 「年寄りには少しの水浴びもしんどいんだよ。」
アイシア 「年寄りって。純一今は若いんだから大丈夫でしょ。」
さくら 「純一君、時々おじいちゃんみたいなこと言うよね。気持ちが空回りって言うか。」
純一 「なんか違うだろ。それだと」
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