過去ログ - とある少女のおはなし
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8:名無しNIPPER
2016/09/18(日) 23:10:58.54 ID:7vcuwGwc0
しかしそれでも、あまりに繰り返すと飽き飽きしてくるものです。
決して歩みを止めることはありませんでしたが、そういう時は考え事をします。

この世界には、時の流れがないように感じられました。
太陽は沈むことも昇ることも無く、常に同じ位置を保っています。
以下略



9:名無しNIPPER
2016/09/18(日) 23:11:36.07 ID:7vcuwGwc0
唯一、時を証明するものといえば私の脳みそくらいでしょうか。
今だって、新しい何かが刻まれています。
しかし、それも私にしかわかりません。
今も空は濁り、地面は枯れているのです。

以下略



10:名無しNIPPER[sage]
2016/09/21(水) 22:04:01.48 ID:4t0MzzBF0
はよ


11:名無しNIPPER[sage]
2016/09/21(水) 23:32:33.24 ID:NE1RlzCI0
あんまり慣れてない文体なので、めちゃくちゃ遅筆です(´・ω・`)
ちょっとずつあげてくのでご容赦くださいまし


12:名無しNIPPER[sage]
2016/09/21(水) 23:48:40.71 ID:NE1RlzCI0
果ての無いように感じていた、この荒野にも果てがありました。
終わりの無いものなんて無い、そんな言葉を何処かで聞いたような気がします。

水平線の先に、わずかに膨らみが見えました。
とても、とても些細な変化です。
以下略



13:名無しNIPPER[sage]
2016/09/21(水) 23:49:14.83 ID:NE1RlzCI0
ぺたぺたと足音を立てながら、今日も歩きます。
生温い風が髪を揺らしました。
僅かにですが、野草のような匂いを感じます。
この先には新しい世界が待っている、そう考えると期待が膨らみます。

以下略



14:名無しNIPPER
2016/09/21(水) 23:49:51.49 ID:NE1RlzCI0
なにせ、目標が目に見えたのですから。
少しずつ、本当に少しずつですが近付いているのが分かります。
今までとは違って、前に進んでいることを感じます。

時が流れているのです。
以下略



15:名無しNIPPER
2016/09/21(水) 23:50:20.27 ID:NE1RlzCI0
また少し距離が縮まります。
その膨らみは、山であることが分かりました。
どれほどの高さなのでしょう。
距離がある頃はあまり高くは見えませんでしたが、近付くほどにより高く見えます。

以下略



16:名無しNIPPER
2016/09/21(水) 23:50:46.13 ID:NE1RlzCI0
未だ知らぬもの。未知。
あの山にはどれだけの未知があるのでしょうか。
生温い風の中に、ほのかに何かを感じます。
今までに嗅いだことのない匂い。おそらくは、あの山からでしょう。



17:名無しNIPPER
2016/09/27(火) 11:09:50.69 ID:S9r6NgOs0
山を見つけてから、どれだけ歩いたのでしょうか。
私は、ようやく。山に辿り着くことが出来ました。
これが、植物の匂い。目の前には背の高い木や雑草が青々と茂っています。

そして、その草木の合間には、道。
以下略



18:名無しNIPPER
2016/09/27(火) 11:10:17.17 ID:S9r6NgOs0
足の裏にひんやりとした感触。
樹々に陽の光が遮られているからでしょうか。
この森自体の空気は冷たく感じました。
足の裏の、踏みしめた雑草はことさらに。

以下略



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