過去ログ - 提督「嵐の山荘で」不知火「二人きりですか。では安価ですね」提督「なぜ」
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◆vMSeYbSya.
[saga]
2016/09/20(火) 03:01:29.13 ID:pmdsDHU50
不知火「うん……」
不知火はひどく名残惜しげに手を離してくれた。……なんだかさびしく感じてしまう俺がいる。大概だな。
提督「ありがとな。じゃあ、お休み」
不知火「その前に……」
提督「ん?」
不知火「キス、して……」
提督「(素直にさせすぎただろうか)」
不知火「……だめなの」
提督「ダメなわけあるか」
俺は不知火に顔を近づける。……なんでだろうな、さっきまで何度もしていたはずなのに、熱が引いた今では妙に恥ずかしい。
……柔らかい感触。触れるだけで気持ちがよくて、幸せになる。
自分から出たはずなのに、またこのベッドに……彼女の元へと戻りたくなる。
提督「……不知火」
不知火「ん……」
提督「……」
不知火「……すぅ……」
提督「眠ったか」
後ろ髪は引かれたが、今日はこのあたりでいいよな。明日もあるし、明後日もある。
俺は彼女の髪に少しだけ触れて、布団を直し、電気を消して静かに部屋を出た。
提督「おやすみ、不知火」
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