36: ◆iCtkvfDqRw[sage saga]
2016/10/04(火) 22:12:27.78 ID:cPvWf1pgO
「準備は出来たのかい? 暁美ほむら」
「……相変わらず無粋ね」
ほむらは面白げもなく呟き、起き上がる。
どういう理屈か分からないが、奈落に落ちたはずの精神も、今は肉体と一致している。
彼女には僅かな顔の紅潮が見て取れる。
高揚しているのかも知れない。
何事かを聞いても、暁美ほむらが答えることは少ない。
今は必要なことだけ確認しよう。
「暁美ほむら、鹿目まどかの協力は得られたのかい?」
「お前には関係ないわ」
思いついた質問であるが、彼女はそっけなく躱す。
そして視線で公園を見渡し、魔力を巡らす。
それだけで、公園内は誰も立ち入れない結界と化した。
今の公園内に侵入することは魔法少女でさえ困難だろう。
人払いの魔術も掛かっているため、公園の存在すら忘れられているのかもしれない。
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