過去ログ - 勇者「かつて勇者の座を競った親友が鍛冶師になっていた」
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34:名無しNIPPER[saga]
2016/09/22(木) 19:19:04.85 ID:nnizistYo

勇者は胃袋に溜まっているものを全て吐き出すように、なにもかもを打ち明け、親友に心から謝罪した。


「疑って、すまなかった……」


親友である鍛冶師は一瞬目を丸くしたが、


「なにいってんだ! もし俺がお前の立場でも、そういう疑いを持っただろうし、
 わざわざ謝ることじゃないって!」

「しかし……」

「気にするな! お前が辛気臭くしてたら、お前を送り出したみんなも心配しちゃうだろ?
 こんなことはもう忘れて、背筋伸ばして凱旋することだ!」

「ありがとう……親友」

「ああ、これからも俺たちは親友だ」

「凱旋が終わったら、今度は遊びに来るよ!」

「この地方の美酒を用意して待ってるぜ!」


再会を誓うと、勇者は晴れやかな笑顔で故郷に帰っていった。



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