112: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/10/06(木) 13:20:37.61 ID:bvvUhoiS0
大丈夫なんて、無謀な自信があった。
ゆうとなら大丈夫なんて。
「ゆう」
「うん……?」
疲れて眠くなってきたのか、ゆうがぼんやり答えた。
小さなあくびを一つ。
なによ、こいつ。
可愛いじゃん。
知ってたけど。
「付き合おっか」
ゆうの体が跳ねた。
「江梨香さん……」
「あんたが好きよ」
ゆうが抱き着いてきた。
頭を撫でてやる。
ガヤガヤとうるさいゲーセンの中では、ムードも何もあったもんじゃないけど。
もう、色々と考えたり気にしたり疲れてしまった。
私は誰の人生を生きてるんだろうか。
私の身体は何に従って動く?
それは、もちろん、私自身だった。
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