42: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 18:58:54.83 ID:d4YmaynD0
「あ、ごめんなさい……」
細い髪の毛の束に軽く触れて、
「許せなくて……」
43: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 19:17:25.05 ID:d4YmaynD0
私の話はそこまでにして、あとはケーキを口に運ぶ作業を続けた。
ゆうが転校する前にいた学校でのことも少し聞いた。
まあ、ある程度想像できる内容だった。
ただ、学校を変わったとしても、人が変ったとしても、
結局の所、自分が変わらなければ何も変わらない。
44: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 19:25:22.67 ID:d4YmaynD0
自分の伝えた悪意が、肩の辺りに圧し掛かっている。
言うんじゃなかったと。
後悔。
さあ、これでゆうは私に近づかなくなるだろうか。
それとも。
45: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 19:37:04.88 ID:d4YmaynD0
数日が経ち、いじめの対象が変わった。
相変わらず、キスは定番なのか、教室の真ん中でさせられているクラスメイト。
笑う人、見ているだけの人、背中を向けている人。
ここはなんて汚れた場所だろう。
ショベルカーで、この区間を削り取って欲しい!
46: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 19:46:53.15 ID:d4YmaynD0
「う、うん」
ゆうは小さく頷いた。
「それと同じ事が起きるかもってこと」
47: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 20:28:00.70 ID:d4YmaynD0
ウインナーをゆうが噛んでいる。
私の世界の中に、ゆうがちょっとずつ入り込んで来て、
南合の悦楽に歪む顔が容易に想像できて、
リズムが崩れていく。
48: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/09/25(日) 20:30:01.60 ID:d4YmaynD0
いったんここまで
49:名無しNIPPER[sage]
2016/09/27(火) 00:17:51.43 ID:29jPoneMo
おつ
50:名無しNIPPER[sage]
2016/10/01(土) 17:31:31.80 ID:idVkU0x4o
1の文章好きだわ
51: ◆/BueNLs5lw[saga sage]
2016/10/01(土) 23:33:55.97 ID:brkDoqUS0
>>49
>>50
ありがと
52:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 05:38:35.47 ID:yEFeUUjSo
待ってる
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