過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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502: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/05/16(火) 00:20:17.53 ID:Cd5HDV/L0

「もう予想出来てるだろうし先生の残り寿命も短いから出血大サービスで
 教えてあげるけどさ、この生活って見てる人がいるんだよね」

「やはり……」

「ボクは基本的に飽きっぽいけど、目的のためなら綿密な準備もするタイプでね。
 だから別に先生の安い挑発に乗ってあげてもいいんだよ。でもさぁ、ボク達に
 付き合わされる視聴者の身にもなって欲しいんだよね」

「ダラダラダラダラ、特にオチもなく山場もない。そんな退屈極まりない平和な
 映像なんていつまでも見せてられないでしょ? 普通の番組ならとっくに打ち切りだよね!」

「そこでテコ入れとして俺の処刑か……」

「最高だよね! やっぱり悲劇的な絶望こそ誰もが興奮する最高の
 エンターテイメントだよ! これを見てるそこのキミもそう思うでしょ?」


モノクマはカメラに向かって指を指した。この画面の向こうで、
どれだけの人がモノクマに賛同しているのだろう。想像したくもない。


「歪んでいる……」

「そうかもね。否定はしないよ?」

「言っても無駄なのはわかっているが、言わずにいられん。他人の絶望を楽しむなど間違っている!
 お前に聞きたい。お前は、いやお前達は何故そんな歪んだ価値観を持ってしまったんだ?」

「何故そうなのだ……?」

「まあ人によるんだろうけどさ、とりあえずボクに関して言えばね」

「――生まれた時からこの世界に絶望しているんだよ」

(真性のサイコパスという訳か? 俺にも……手の施しようのない……)

「それに、別にボクは他人の絶望だけ楽しんでる訳じゃないけどね。
 このコロシアイはボクにとっての絶望でもあるんだよ」

「……何?」




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