過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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508: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/05/22(月) 00:13:57.99 ID:/ooQNeCg0

「およ? ルール違反?」

「本来処刑……オシオキは学園の秩序を乱した者に適用されるものだ。しかし、
 俺は人を殺していない。何もしていない俺を一方的に殺して生徒達は納得するか?」

「何もしてなくはないけどね。死んだ人間を生き返らせるって立派な進行妨害だし」

「蘇生したのはたまたまだ。俺は超能力者ではない。俺は医療従事者として
 最低限の行為しかしていない。ここにいたのが別の医師でも同じことが出来た」


そうだ。KAZUYAは確かに高度な医療技術を持っている。だが専門性の強い山田の脳手術を除けば、
ここでKAZUYAが行った治療は経験豊富な外科医なら十分対応出来るレベルのものばかりだった。

【超国家級の医師】ドクターKでなければ起こせない奇跡ではなかった――。


「とにかく、お前はイレギュラーな存在であるこの俺を何時でも排除出来たにも関わらず、
 今までずっと黙認してきた。それは暗に俺をこのゲームの参加者として認めたということだ」

「それを今更、理由もなく排除すると言い出すのはルール違反だ!
 どう生徒達を納得させるんだ。この生活を見ている視聴者とやらもだ! 言ってみろ!!」


……これは賭けだ。

彼自身が言っているように、KAZUYAはこの学園の正規の人間ではない。モノクマが気まぐれに
KAZUYAを殺したとしても責められる謂われはなかった。当然モノクマもそのことをよくわかっている。


「うぷぷ。死にたくないなら死にたくないって素直に言いなよ? そうだねぇ。
 生徒達より自分の命の方が大事ですって命乞いするなら考えてあげようかなぁ」

「馬鹿を言え……貴様の思う通りになるくらいなら俺は今すぐにでも死ぬ!」

「ただし、俺が何もせずに死ぬと思うなよ……!」


歯を剥き出してKAZUYAは吠えた。手負いの獣じみて、その目には命の輝きと狂気が漏れ出ている。




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