過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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591: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/07/03(月) 02:29:55.40 ID:aXcUBvN00


一年後、KAZUYAはいない。


「ああ。俺に任せろ」

「それなら心強いですな」

「だが運動はしろよ。激しい運動はかえって皮膚が伸びるから逆効果だ。ゆったりした有酸素運動でいい」

「了解です」


山田は一見笑っているが、心から笑ってはいない。それはKAZUYAにもわかった。
しかし、何が山田の心をこうまで乱しているのかまではわからない。


(一体何を悩んでいるんだ、山田……一人で抱え込んでもどうにもならんぞ。
 誰でもいいから誰かに打ち明けられるといいんだが……)


もし、この時点で二人が失われた記憶を持つ者同士であるとわかっていれば……

生徒達は全員団結し、KAZUYAの処刑も避けられただろう。

しかし、運命の神の悪戯かはたまた死神の嫌がらせか……
彼等は答えまであと少しの場所にいながら、またも致命的なすれ違いをしてしまうのであった――




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