過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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◆takaJZRsBc
[saga]
2017/07/15(土) 00:22:26.30 ID:yfCUxba90
「……無理だと?」
「保健室に入院してから、西城先生のことは四六時中見ておりましたから。違いくらいわかります」
KAZUYAのことを見ていたのはその前からで、彼を見ていたのはただ
ぼんやりと観察していたからではなかったが、今そのことは問題ではない。
「まさか君に心配される日が来るとはな」
「あら? わたくしはいつだって先生を心配しておりますわよ?」
「そういう意味じゃないさ」
「…………」
「…………」
皮肉ではなく純粋に予想外だったのだ。
あのセレスが本心から自分を心配しているという状況に。
確かに命を救いはしたし、彼女の犯行をこの環境のせいにして
庇ってやったりもした。だが、あの訳のわからない動機を平然と口にする
図太い神経のセレスだ。以前だったら、違う理由で心配していただろう。
監督者のKAZUYAに何かあったせいで、自分まで共倒れになりたくないと。
「西城先生」
「何だ?」
「ここにいる全員にとって西城先生はなくてはならない方ですのよ。
一人で何でも解決しようとは思わないで欲しいのです」
「わかっているさ」
「わかってなどいません!」
「!」
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