過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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◆takaJZRsBc
[saga]
2017/07/15(土) 00:42:49.31 ID:yfCUxba90
「君はいつから心配性になったんだ。何を恐れているのか知らないが、今は特に何もない。
モノクマが大人し過ぎて不安に思う気持ちはわかるがな。……それにだ」
KAZUYAはギラリと一瞬目を光らせ、厳しい口調で切り捨てる。
「仮に、もし仮に俺が何か困っていたとしても」
「俺はお前達には言わない。大人と子供では責任が違うのだ。対等には並べん!」
「…………」
セレスは無言で顔を伏せた。KAZUYAとて、心配している相手にこのような
突き放す言葉は言いたくない。だが、自分はどうせもうすぐ死ぬのだ。
中途半端に甘い言葉をかけるなら突き放した方が相手のためになるだろうと思っていた。
――だが、気付いていないだけでそれは彼の『エゴ』でもあったのである。
「西城先生は、普段は勘がいいのにある部分は本当に疎いですわね」
「何?」
「あなたは相手のためと思っていても、それが相手の幸せとは
限らないということですわ。少なくともわたくしにとってはそうです」
「西城先生は、そうやって今までに何人も友人や女性を拒絶して傷つけてきたのでは?」
「……!!」
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