過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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656: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/09/03(日) 20:12:07.32 ID:GWhivuKo0

「ちょっと……!」

「あっ、おい!」


霧切がKAZUYAの腕を掴んでシャワールームに連れ込む。


「落ち着け! まず俺の話を……!」

「何故動かないんです!」

「動けないからだ」

「何故!」


KAZUYAが黙秘を決め込む前に、頭の回転が速い彼女はその理由を看破していた。


「また隠し事ね。何を知っているの?」

「……言えん」

「そうやって……! 私のことを信頼していないのね?」


恨むような目の霧切に、今度はKAZUYAが反撃する番であった。


「安広にも同じようなことを言われたがな、大人の俺とお前達では立場が違う!」

「万が一俺のせいでお前達が死んだりすればお前達の家族は俺を怨むだろう。
 だが、お前達のために俺が死ねば俺の親はよくやったと言う。世間の反応も同じだ」

「……!」

「君のことは信頼している。……だが、基本的には俺一人で全て背負うべきなんだ」

「……ズルいわ」


心底悔しそうな顔で、いや実際悔しいのだろう。霧切は唇を噛んで俯いていた。




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