過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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659: ◆takaJZRsBc[saga]
2017/09/03(日) 20:47:48.82 ID:GWhivuKo0

確かにリーダーとしては十神や石丸の方が向いているだろう。

だが、十神が都合良く味方をしてくれる保証はないし、何より十神には人望がない。
石丸は人望はあるが、冷静さや打開策を編み出す戦術案に欠けていた。


「……ドクターがいたからよ。ドクターがいなかったら私は未だに自分が何者か
 わからなかったかもしれないし、周りの人達と関わる余裕もなかった」

「そんなことはない。君は今まで本当によくやってくれた。
 君の冷静で中立な意見に何度救われたかわからない。心から感謝している」

「遺言みたいな言い方をしないでっ! 守りたい人は
 いつも私を置いて勝手にいなくなってしまう。あの時だって……!」

「霧切……?」


辛い記憶を思い出したのだろうか。死体を見ても眉一つ動かさない彼女が、今に限って
青い顔をしていた。裂けそうになるくらい強く唇を噛み、手袋をつけた手をギュッと握りしめる。

きっと彼女も、誰か大切な人を喪った過去があるのだろう。


「まだ……まだやれることはあるはずだわ……! せめてあなたが
 何をやろうとしているか話して。二人で考えれば他に何か良い策が……!!」

「霧切」


KAZUYAは霧切の両肩を掴み、不安定に揺れるその目を見下ろす。




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