過去ログ - 大神「…もう決めたのだ。許せ」朝日奈「そんなの、嫌だよ…お願い、ドクターK!」カルテ.7
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◆takaJZRsBc
[saga]
2018/04/05(木) 23:43:22.21 ID:o3O2Ue8h0
KAZUYAが石丸の学生服の裏側を生徒達に見せた。ちょうど刺された脇腹の辺りに、
手縫いでポケットがありその中には布製のケースに医療道具が入っている。
K「縫合術を教えたから、非常時の時すぐに使えるよう俺が前に縫ってやったんだ。
ハードケースじゃないから多少貫通してしまったが、皮膚くらいしか切っていないはず」
K「見たところ既に出血も止まっている。消毒して止血しておけば問題ない」
葉隠「あー、だから刺されてんのにピンピンしてたんだな。変だと思ったべ!」
桑田「ウソつけ。絶対わかってなかったろ」
苗木「僕も同じようにしてもらったのにすっかり忘れてた。大したことなくて良かったよ……」
不二咲「本当に良かった。誰も死ななくて……」
不二咲は緊張が解けたのか、床にへたりこんでグスグスと鼻をすすっている。
舞園「…………終わったんですか?」
未だ包丁は構えたものの、舞園は放心したように呟き、もう一度確認した。
舞園「本当にもう、全部終わったんですか……?」
苗木「そうだよ、舞園さん」
不二咲「もう無理しなくてもいいんだよ」
舞園「…………」
舞園はチラリとKAZUYAを見る。KAZUYAは優しく舞園の肩に手を置いた。
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