過去ログ - 提督「嵐の山荘で」叢雲「なんでアンタと二人きりなのよ」提督「仕方ない、安価だ」
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56: ◆vMSeYbSya.[saga]
2016/09/26(月) 00:00:54.47 ID:j5niEYgy0
叢雲「……でさ」

提督「……ん」

叢雲「その、間宮の奢りの話だけど」

提督「ああ。百回のやつな」

 この話題になるとちょっと目が覚める。我ながら悲しい。

叢雲「十回くらいにしてあげてもいいわ」

提督「……それはありがたいな」

叢雲「その代わり……」

提督「代わり?」

叢雲「その……」

提督「……?」

叢雲「あ、アンタの料理、やっぱり結構美味しいから、また食べてあげてもいいわ」

提督「……ん?」

 突然話が変わってわからなくなった。

提督「つまりどういう意味だ」

叢雲「もう、大体わかるでしょ。……わかりなさいよ。わかるの」

提督「……眠いんだ」

叢雲「……アンタが作るなら、十回くらいで許してあげるって言ってるの」

提督「なんだ、そのくらいならお安い御用だ」

叢雲「そ、そう」

提督「……でも、間宮の十倍おいしい料理を作る自信はないな……」

叢雲「そんなこと、どうでもいいから……、あっ、ちがっ、どうでもよくはないけど!」

提督「難しいな……」

 難しい。そして俺の意識を維持するのも難しい。
 はー……眠い……。

叢雲「少しはね、察するってことを……せっかく、私が……」

 叢雲の声が、遠くなっていく……。いよいよか……。奢りが二百回になるかな……。


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