過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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22:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:12:45.04 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜


「……」
「就任おめでとう。副隊長さん」
「……うん。ありがとう、エリカさん」

誰もいない教室で一人、彼女は俯いていた。

みほが、西住隊長の指名で副隊長に決まってから、今日で一週間。

一年生ながら副隊長、と言うのは人数不足に陥っている高校でも無ければあまりない。

だが、特別驚くことでもない。

みほは西住流家元の娘で隊長とは視線を合わせるだけで考えを伝え合うことが出来る、右腕なんて表現を遥かに超えて正に半身。

その上本人の能力もずば抜けている。

だから、私にとっては少し……いやかなり羨ましいし対抗心が燃え上がりはするけれど、何も驚くことは無い。

「……元気ないわね。そんなんじゃ部隊の指揮に関わるわよ?」
「うん。分かってる、ちゃんとしよう、ちゃんとしようと思うんだけど……」

しかし、栄誉ある黒森峰女学園の副隊長の選ばれたというのに、みほの表情は暗い。

まぁ、小心者のみほには重荷でプレッシャーでしかないみたいね。

この子にはある程度の権限を与えた遊撃隊、もしくは陣頭指揮を執る小隊長として前線に立たせるというのが一番向いているような気がする。

……まぁ、秩序と規律を重んじる黒森峰では決してありえない事だけど。


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