過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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34:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:28:57.99 ID:+3HHJ9Wn0
「はい、そのようですね。さて、隊長はどんな子かしら。まあ、復活したてのチームですし、さほど注意を払う必要は……」
「次の抽選にうつります。大洗女子学園、隊長、西住みほさん」
「はっはい!」

その声には、聴き覚えがあった。

「……みほ?」

隊長の言葉も耳に入らない。

ただ、口が少しだけ開いて、言葉が出てこない。

「赤星。言っていたのは、これか?」
「……はい。先ほど、お手洗いに行った際に見かけて……声はかけられませんでしたが」
「驚いたな。まだやっているとは、思わなかった」
「はい……エリカさん?」

どうして、そこに?

どうして、ここではなくそこにいるの?

「……どうして」
「えっ?」
「……やめるって言うから、何も言わずに送り出したのに。どうして、ウチじゃあないのよ……副隊長は、私なんかじゃあ……」

みほの代わりの副隊長を受けると決めたあの日、心の奥に封じ込めた黒い感情が溢れだす。

どうしてなのよ、続けるならどうしてウチじゃあダメなのよ。

私は、西住隊長の横に立っていられるような器の女じゃないのに。


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