過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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33:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:25:57.38 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「……エリカ。今日は飽くまでただの抽選だ。緊張するな」
「は、はい」

喧噪真っ只中。

ごった返す人の群れは熊本ではあまり見ない。

緊張の理由の一つにはなる。

今日は、全国高校生戦車道大会の抽選日。

再び黒森峰の名を天下に知らしめる為の戦い、それが今日から始まるのだ。

……まぁ試合はまだだけど、情報戦とかは始まるし。

「……あの、エリカさん。アレ、見ました?」

小梅がキョロキョロと当たりの様子を気にしながら、小さな声で、恐らく私に向けて言ってくる。

普段ならシャンとしなさいよ、と言ってやるところだが、小梅の言葉に心当たりはある。

「大洗女子学園のこと? あの子も災難ね。戦車道をやめるために戦車道が無い学校に転校したのに、その年に活動が復活するなんて」
「いえ、そうではなくて……そうですけど……」
「何よ、はっきりしないわねぇ」

俯いて何やらゴニョゴニョと赤星が言語にならない音を口から発している。

周囲がざわついているのもあって聞き取れない。

「噂をすればだな。次は大洗の抽選の様だ」

腕を組み、全く緊張を感じさせないあたり西住隊長は場馴れしている。



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