過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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51:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 03:00:32.30 ID:+3HHJ9Wn0
「西住殿、前に黒森峰を訪問した後に言っていました。少しだけだけど、逸見殿とちゃんと話せたって。嬉しそうでした」
「今日の試合が決まってからも、みほさんはずっと言っていました。逸見さんにちゃんと謝りたいと」
「……あの子が? 私に?」
「ああ。あんなに怒らせてしまったと。私が傷つけてしまったからだと、言っていた。試合が終わったら謝りに行くと言っていたが……その反応だと、聞いていないようだな」

何を……何を謝ることがあるって言うのよ、アナタが。

謝らなきゃいけないのは、私なのに。

「エリカさん」

小梅が、私の名を呼ぶ。

だが、どんな表情であるのかは怖くて見ることが出来なかった。

背を丸め、両腕で頭を抱え込む。

「……分かってるわよ! 全部私が日和ったのが悪いのよ! 私がっ!」
「逸見さん!?」
「……本当に、あの子は。強いわね」

表面上は臆病なくせに芯で強いんだから、正反対の私からしてみれば眩しくて仕方がない。

顔を上げ、ソファに頭を投げだす。

天井でサーキュレーターがくるくる回っている。


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