過去ログ - 藍子「ゆっくり止まっていく」
1- 20
24: ◆6QdCQg5S.DlH[saga sage]
2016/09/25(日) 23:44:13.28 ID:TbFOIgDP0
藍子「それで――」

朋「――ごめん、ちょっとだけゆっくりしゃべってもらってもいい?」

藍子「あ……少し早かったですか?」

朋「うん……ごめんね」

藍子「いえ……きっと私が興奮してしゃべってしまってるんですよね」

藍子「もっとゆっくりに……」

藍子「……こほん」

藍子「それで……私、みんながゆっくりになっていくのを見て最初は怯えていました」

藍子「親しい人がみんな動かなくなっていく恐怖に」

藍子「……いつ、自分が動かなくなるのかっていう恐怖に」

藍子「でも……私だけは一向に動きが止まらなくって」

藍子「ここ以外で動きが止まる話も聞かなくって」

藍子「気づいたんです……もしかして、私が呪われてるからこんなことになってるんじゃないかな……って」

藍子「……ううん、私とここの店がそろって初めて人の動きが止まるんじゃないかな……って」

朋「……」

藍子「外に出かけているときなんかは誰も固まりませんでしたから」

藍子「きっとそうなんだ……って思ったんです」

藍子「……理由にしては弱いかもしれませんけど。でもそうとしか考えられなかったんで

す」

藍子「じゃあ、次はどうやったら止まるんだろうって考えたんです」

朋「……」

朋(……早い)


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
46Res/46.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice