過去ログ - 【ミリマス】765プロ昔話『だいくとおにろこ』
1- 20
24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/27(火) 00:06:54.87 ID:WPhsKt5Q0
むかしむかし、あるところに流れの早い川がありました。大雨が降った日などは、どうどうと流れる水が橋をくだき、ひしゃげさせながら押し流していきました。

何度橋をかけなおしても同じことがくりかえされるので、困った人々は相談して、とある大工に丈夫な橋をかけてもらうことにしました。

そうして立派で丈夫な橋を架けた、この大工。もとより腕が立つと評判の職人でしたが、橋を架けてからはますます評判になっていきます。

それまでよりずっと腕がよくなった。仕事がずいぶん早くなった。妙な意匠をほどこすようになったが、これがかえって面白い、などと言われたそうです。



しかし、やきもちなのか、いじわるなのか、大工についてあることないことを言いふらし、悪い評判を流そうとする人たちもおりました。

その中でも特に変わった人で、彼女を「鬼の仲間」だと言う者がいました。いわく、夜ふけの山道で、ずいぶん変わった歌を見知らぬ少女たちと歌い、踊る大工を何度も何度も見たのだとか。

その人があんまり熱心にその恐ろしさを語るので、気になったある人がこう問いかけたそうです。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
32Res/20.68 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice