1:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:04:09.00 ID:Mhqb082T0
※ラブライブサンシャインのSSです。
※この話の主人公はサンシャイン12話で音ノ木坂に出てきたCVがいのりんだったあの女の子です。(読んでいれば分かる部分があるようにかいたのですが筆者の技量不足でわかりずらいかもしれなかったため、ここに書かせてもらいます。)
※この話は完全に筆者の妄想であり本編と食い違う部分があるかもしれませんがご容赦願います。
※筆者はSS初投稿なので登場人物の口調等違和感や投稿につまるところがあるかもしれませんが暖かい目で見ていただけたら幸いです。
※最後に、長くなりましたが以上のことが許せる寛大な方であればどうぞよろしくお願いします。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:08:20.51 ID:Mhqb082T0
いつもと同じ白い色の天井を見てその日も目が覚めた
私はその景色が嫌いだった
無機質で、生きてるって感じがしないからだ
3:名無しNIPPER[sage sage]
2016/09/28(水) 16:13:40.38 ID:Mhqb082T0
悔しかった。
自分が何をしたというのだろうか。
4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:19:31.64 ID:Mhqb082T0
一体何が私のためなのだろう?
学校は私が生きていることを感じられる唯一の場所だったのに。
5:名無しNIPPER[sage]
2016/09/28(水) 16:21:05.46 ID:h2RkBNlAO
はい終了
6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:26:52.18 ID:Mhqb082T0
ある日、気分が良くたまたま晴れていた日に外出許可が出された。
どこへ行きたい?と看護師に問われたが病院と自分の通っていた学校それと自分の家くらいしか知ってると言える場所がなかった。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:31:52.82 ID:Mhqb082T0
────────
「ねえ、高校はどこにいくの?」
「うーん、私は高校にいくのはちょっと難しいかな」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:40:09.43 ID:Mhqb082T0
「音ノ木坂?UTXとかじゃなくて?あっちのほうが設備とか整ってて良さそうだけど。」
「まあ確かにね。そういうのはUTXの方が圧倒的にいいんだろうけど音ノ木坂はあれが有名だからね!」
「あれって?」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:47:23.16 ID:Mhqb082T0
「高校生がアイドルやってるなんて凄いね。──でも、プロのアイドルの方が凄いんじゃないの?なんでそんなに人気なの?」
「まあ、技術とかはそりゃプロの方が凄いんだけどね?彼女達も普通の女子高生なんだもん。でもね、だからこそ凄いんだよ。」
「だからこそ凄い?」
10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 16:53:33.44 ID:Mhqb082T0
「普通なまま輝く……スクールアイドル……」
それから私はその子に勧められるがままにスクールアイドルについて調べた。その音ノ木坂のスクールアイドルであるμ'sや他の学校のスクールについて。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:02:33.29 ID:Mhqb082T0
────────
「音ノ木坂学院っていう高校を見てみたいです。」
自然と口からそう零れた。場所をあまり知らなかったからかもしれない。それでもその答えは熟考したものだろうと変わらないだろうという確信があった。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:10:04.26 ID:Mhqb082T0
「ここが、音ノ木坂なんだぁ……。」
スクールアイドルの頂点を決めるラブライブで優勝した伝説のグループμ's。
その母校の目の前に来ることができ、私は胸が詰まるような感動を覚えていた。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:14:39.95 ID:Mhqb082T0
「もしかして、来年度の音ノ木坂入学希望者ですか?」
ふいに隣から声が聞こえた。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:21:12.52 ID:Mhqb082T0
「はい、来年からここに通います。」
涙を隠すのに必死でつい嘘を答えてしまう。
「やっぱりそうなんだ!もう通ってなくても後輩ができるって嬉しいものなんだよね。」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:25:33.53 ID:Mhqb082T0
「あの、体大丈夫?さっき泣いてたみたいだったけど。」
「あ、大丈夫です!私体が弱くて病院で暮らすことが多かったんですけど、なんとか高校にも通えるくらいは回復できたんで。」
「そっかぁ、良かったね。後輩が元気になって私も嬉しいよ!」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:35:40.47 ID:Mhqb082T0
「そういえば、ここってあのμ'sの母校なんですよね?ずっと楽しみだったんですよ!何か記念品とかあるんですか?」
すると女性の顔が少し翳ったように見えた。
「うん、そうだよ。でもね、あの人達は何も残さなかったんだ。」
17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:44:55.95 ID:Mhqb082T0
「最初はどうして何も残さなかったの?って呆れてたんだけど、ここで私もスクールアイドルをやってみて分かったんだ。」
「え、お姉さんもスクールだったんですか?」
「うん。といってもあんまり有名じゃなかったんだけどね。それでさっきの続きなんだけどμ'sは活動を続けていくうちに賞とか記録よりももっと大事にしたいものができたんだよ。なんだか分かる?」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:54:26.26 ID:Mhqb082T0
「思い出……ですか。そんな不確かな、形がないものを残せたって言えるんですか?」
「物はね、形があってそこにあるということがわかる確かなものなんだけど所詮、物は物でしかないんだよ。μ'sの後にスクールアイドルをやってみて分かったんだ。」
「ここで活動した思い出は何者にも変え難い大切なものなんだって。それにほら、生徒達を見てみてよ。」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:02:41.37 ID:Mhqb082T0
「なんだか、みなさん生き生きしてますね。本当に学校が楽しいみたい。」
「この笑顔がμ'sの残したものだと思うんだよ。私は´お姉ちゃん´みたいなスクールアイドルにはなれなかったけど、心は繋がっていると思えたからここで過ごした高校生活は本当に楽しかったよ。」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:10:30.06 ID:Mhqb082T0
それは今までの私には想像もつかなかった考えだ。
いつもそこにいなければ、確かなものが無ければ忘れ去られてしまうのが常識なのだと思ってた。それともその常識を上回るほどの思い出をμ'sはこの学校に残したと言うのだろうか。
21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:17:30.69 ID:Mhqb082T0
ハッとしてわたしは質問をした。
「あの、すいません。お名前をうかがってなかったのですがよろしければ聞いてもいいですか?」
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