17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:44:55.95 ID:Mhqb082T0
「最初はどうして何も残さなかったの?って呆れてたんだけど、ここで私もスクールアイドルをやってみて分かったんだ。」
「え、お姉さんもスクールだったんですか?」
「うん。といってもあんまり有名じゃなかったんだけどね。それでさっきの続きなんだけどμ'sは活動を続けていくうちに賞とか記録よりももっと大事にしたいものができたんだよ。なんだか分かる?」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 17:54:26.26 ID:Mhqb082T0
「思い出……ですか。そんな不確かな、形がないものを残せたって言えるんですか?」
「物はね、形があってそこにあるということがわかる確かなものなんだけど所詮、物は物でしかないんだよ。μ'sの後にスクールアイドルをやってみて分かったんだ。」
「ここで活動した思い出は何者にも変え難い大切なものなんだって。それにほら、生徒達を見てみてよ。」
19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:02:41.37 ID:Mhqb082T0
「なんだか、みなさん生き生きしてますね。本当に学校が楽しいみたい。」
「この笑顔がμ'sの残したものだと思うんだよ。私は´お姉ちゃん´みたいなスクールアイドルにはなれなかったけど、心は繋がっていると思えたからここで過ごした高校生活は本当に楽しかったよ。」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:10:30.06 ID:Mhqb082T0
それは今までの私には想像もつかなかった考えだ。
いつもそこにいなければ、確かなものが無ければ忘れ去られてしまうのが常識なのだと思ってた。それともその常識を上回るほどの思い出をμ'sはこの学校に残したと言うのだろうか。
21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:17:30.69 ID:Mhqb082T0
ハッとしてわたしは質問をした。
「あの、すいません。お名前をうかがってなかったのですがよろしければ聞いてもいいですか?」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:35:33.87 ID:Mhqb082T0
あまりの出来事にぽかーんとしてしまった後、少し落ち着いて雪穂さんの言っていたことを思い出していた。
「物はなくとも心は繋がってるかぁ……」
23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:40:30.70 ID:Mhqb082T0
雪穂さんからすれば思いは残るものなんだから、こんな私の思いでも残るのかなぁと思いながら願いを頭の中で思い浮かべてみた。
残した思いが誰かと繋がりますように──
24:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 18:46:01.38 ID:Mhqb082T0
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(12話電車内にて)
千歌「そういえば、音ノ木坂で出会った女の子って急にいなくなったよね?」
25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/28(水) 19:03:13.13 ID:Mhqb082T0
ルビィ「誰も気づかなかったってことですか?それってまさか……」
善子「ふっ……冥界からの死者だったということね。最も、このヨハネの探知からは逃れる事はできなかったようだけど。」
花丸「善子ちゃんも気づいてなかったみたいだし善子「善子じゃなくてヨハネ!」本当に幽霊だったのかもしれないズラ……」
26:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 19:08:55.35 ID:Mhqb082T0
梨子「昼間から幽霊はでないと思うよ?もう、……あの人は私達にμ'sの在り方を教えてくれた人なんだから幽霊なんて言ったら失礼でしょ?」
千歌「あはは……。そうだよね。あの人が教えてくれたから私達も再出発できたんだもんね!よーし、明日からも練習頑張るぞー!」
鞠莉「全速前進ヨーソローね!」
27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/28(水) 19:11:34.50 ID:Mhqb082T0
梨子(でもあのリボン、三年生みたいだったけど一年通っててもあの人を見たことが無かった……。がくねんが違うからかもしれないけど、まさか本当に……)
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