39: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2016/09/28(水) 18:51:33.94 ID:UB/pX29A0
「それで、今は編み物を教えてもらってるんだ?」
「ママに作ってプレゼントするですよ!」
「へー、えらいなぁ」
「仁奈ちゃん飲み込みも早いですから、すぐにできますよ」
事務所の一角で、まゆと仁奈と美穂の姿があった。
「あ、ここはこの部分を通してください」
「こうですか?」
「そうそう、上手ですよぉ」
時折まゆが難しいところは細かく指示を出しながら作っていく。その光景を美穂はじっと見つめていた。
「……?どうしました?」
「えっ?あ、えっと、前も言ったけどお母さんみたいだなぁって。ちょっと思っちゃった」
「え?まゆおねーさん、ママなんですか!?」
「あ、ちが、えっと、言葉の綾というか……」
「ふふっ……」
完璧な思い違いをしてしまった仁奈に慌てながら美穂は説明しようとするが中々上手い説明が見つからずあたふたしている。
そんな二人を見ながらまゆはにっこり微笑んで、こう言った。
「だって、まゆは『ままゆ』らしいですから、ね」
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