過去ログ - 水野翠「入れ替わって」塩見周子「しまいました」
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1:◇GgymWhro1I[saga]
2016/09/28(水) 21:16:45.21 ID:dNnd1Lu/o
今話題のアレにインスピレイションを受けたアレ

モノローグ・地の文・独自設定・読みづらい所などありますがご容赦

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2: ◆zNp0QpB9e.
2016/09/28(水) 21:18:58.42 ID:dNnd1Lu/o
トリップ間違えたので修正


3: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:19:40.20 ID:dNnd1Lu/o
ぼや〜っとした世界。白く靄のような物がかかった世界。そんな所に今あたしはいる。ここは何処だ?夢の中?

体は何かに縛られているかのように全く動かせない。
いくら踏ん張っても、伸ばそうとしても、体を動かす事はできない。立っている事しかできない。

以下略



4: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:20:25.64 ID:dNnd1Lu/o
女の人は急に立ち上がった後、あたしに近づいてきた。

その人は、あたしの目の前まで近づいた後、付けていた髪留めを外し始めた。
そして、するりとあたしの後ろに回りこんで、外した髪留めを使って、するりするりとあたしの髪を結び始めた。

以下略



5:名無しNIPPER
2016/09/28(水) 21:20:53.48 ID:dNnd1Lu/o
ぱちん、という音がした。


6: ◆zNp0QpB9e.
2016/09/28(水) 21:21:47.77 ID:dNnd1Lu/o
それと同時に、どこまでも続く落とし穴に落とされるような感覚を味わった。

その音は、いつまでもあたしの耳の中で、反響しているようだった。

その女の人が、手を振っているように見えた。


7: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:22:32.14 ID:dNnd1Lu/o
長い長い夢を見ていた。全く奇妙な夢だった。

やはりというか、寝汗が酷い。時間もあまりない。よっぽど深い眠りだったのか。
さっさと着替えて、事務所へ向かう準備をしなければ。

以下略



8: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:23:00.80 ID:dNnd1Lu/o
「?!?!?!?!???!?」


朝起きたら、そこは畳のベッドだった。まさか、自分は女子寮暮らしだ。女子寮のベッドはこんな畳のベッドではない。

以下略



9: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:23:26.29 ID:dNnd1Lu/o
「嘘でしょ……」


この声はあたしの声ではない。同じ事務所の水野翠の声だ。

以下略



10: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:23:59.64 ID:dNnd1Lu/o
なぜこんな事になってしまったのか。体は水野、頭脳は塩見。全く訳が分からない。
事務所のメンバーにどうやって説明すれば。プロデューサーに何を説明すればいいのか。


ともかく本人に確認を取るしかない。"塩見周子"の携帯の番号を急いで思い出す。電話はどこだ。
以下略



11: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:24:40.41 ID:dNnd1Lu/o
……と思ったのだが、どうやらその心配は杞憂に終わりそうだ。


『もしもし!?』

以下略



12:名無しNIPPER
2016/09/28(水) 21:25:06.95 ID:dNnd1Lu/o

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13: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:27:24.33 ID:dNnd1Lu/o
……ここはどこだ。一面真っ白の世界。そんな場所に今自分はいる。

体は金縛りのように動かす事ができない。いくら体を捻ろうとしても、屈伸をしようとしても、動かす事はできない。

この世界は?一体何が起きているんだ?自分は寝ていたはずだ。それなのにどこへ来てしまったのか?


14: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:28:10.41 ID:dNnd1Lu/o
そんな自分を見つめるのは、この純白の世界では、儚く消えてしまいそうな白髪の女性だ。

その女性には、白い髪と同じ色の狐の耳が付いている。

この純白の場所にいるあの人は何者?なんで狐の耳が付いている?似たような格好の人をどこかで見ている気がする。
以下略



15: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:29:13.42 ID:dNnd1Lu/o
この声の人物を確信した途端、自分の体が崩れ落ちるような感覚に陥った。

その人物はにやりと笑った。そして、自分に向かって手を振ってきた。


以下略



16: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:30:08.15 ID:dNnd1Lu/o
目が覚めたら、そこは女子寮のベッドであった。

まさか。自分は女子寮暮らしではない。自宅暮らしだ。どういう事なんだ。

女子寮に行き、誰かの部屋にお邪魔した記憶も無い。全く訳が分からない。誰かこの状況を説明してくれないか。
以下略



17: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:31:17.79 ID:dNnd1Lu/o
洗面所の鏡で自分の姿を確認する。


「あ、あ、あ、あ、あ……」

以下略



18: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:33:18.65 ID:dNnd1Lu/o
とりあえず体に触ってみる。透き通るようなしっとりとした白い肌。肌の色とそっくりな白髪。
本人は染めたと以前話していたが、ここまで白くては地毛と見分けが付かないだろう。

白い髪や肌とは真逆の漆黒の眼。麗しき唇。完全に塩見周子を構成する物だ。

以下略



19: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:36:18.77 ID:dNnd1Lu/o
「もしもし!?」

『もしもし?翠ちゃん……だよね!?あたしの声だけど!』


以下略



20: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:37:02.97 ID:dNnd1Lu/o
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21: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:41:55.29 ID:dNnd1Lu/o
ようやく塩見周子の体を見つけた。おかしな感覚だ。長い旅路の果てに目的地へ来た気分だ。

色々話したい事もあるが、もうすぐ事務所へ向かわなくてはならない。
入れ替わりの衝撃を実感している内に、結構時間が経ってしまっているからだ。
こんな事になってはいるが、
以下略



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