過去ログ - 水野翠「入れ替わって」塩見周子「しまいました」
1- 20
11: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:24:40.41 ID:dNnd1Lu/o
……と思ったのだが、どうやらその心配は杞憂に終わりそうだ。


『もしもし!?』

以下略



12:名無しNIPPER
2016/09/28(水) 21:25:06.95 ID:dNnd1Lu/o

----------------------------------------


13: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:27:24.33 ID:dNnd1Lu/o
……ここはどこだ。一面真っ白の世界。そんな場所に今自分はいる。

体は金縛りのように動かす事ができない。いくら体を捻ろうとしても、屈伸をしようとしても、動かす事はできない。

この世界は?一体何が起きているんだ?自分は寝ていたはずだ。それなのにどこへ来てしまったのか?


14: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:28:10.41 ID:dNnd1Lu/o
そんな自分を見つめるのは、この純白の世界では、儚く消えてしまいそうな白髪の女性だ。

その女性には、白い髪と同じ色の狐の耳が付いている。

この純白の場所にいるあの人は何者?なんで狐の耳が付いている?似たような格好の人をどこかで見ている気がする。
以下略



15: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:29:13.42 ID:dNnd1Lu/o
この声の人物を確信した途端、自分の体が崩れ落ちるような感覚に陥った。

その人物はにやりと笑った。そして、自分に向かって手を振ってきた。


以下略



16: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:30:08.15 ID:dNnd1Lu/o
目が覚めたら、そこは女子寮のベッドであった。

まさか。自分は女子寮暮らしではない。自宅暮らしだ。どういう事なんだ。

女子寮に行き、誰かの部屋にお邪魔した記憶も無い。全く訳が分からない。誰かこの状況を説明してくれないか。
以下略



17: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:31:17.79 ID:dNnd1Lu/o
洗面所の鏡で自分の姿を確認する。


「あ、あ、あ、あ、あ……」

以下略



18: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:33:18.65 ID:dNnd1Lu/o
とりあえず体に触ってみる。透き通るようなしっとりとした白い肌。肌の色とそっくりな白髪。
本人は染めたと以前話していたが、ここまで白くては地毛と見分けが付かないだろう。

白い髪や肌とは真逆の漆黒の眼。麗しき唇。完全に塩見周子を構成する物だ。

以下略



19: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:36:18.77 ID:dNnd1Lu/o
「もしもし!?」

『もしもし?翠ちゃん……だよね!?あたしの声だけど!』


以下略



20: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:37:02.97 ID:dNnd1Lu/o
----------------------------------------


21: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:41:55.29 ID:dNnd1Lu/o
ようやく塩見周子の体を見つけた。おかしな感覚だ。長い旅路の果てに目的地へ来た気分だ。

色々話したい事もあるが、もうすぐ事務所へ向かわなくてはならない。
入れ替わりの衝撃を実感している内に、結構時間が経ってしまっているからだ。
こんな事になってはいるが、
以下略



93Res/47.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice