過去ログ - 喜多日菜子「今日は何の日かご存知ですかぁ?」 モバP「コンビーフの日だろ」
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:13:35.87 ID:MJ5Ag4q70
静かな部屋に、エアコンが暖かい空気をはき出す音が響いている。
暦上は春になったとはいえ、まだまだ肌寒い日も少なくない。
俺は勤め人として常にスーツだから良いとはいえ、日菜子は薄手な春の装いをしていることが多い。
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:17:01.25 ID:MJ5Ag4q70
日菜子「……ところで、Pさん」
モバP「ん? なんだ?」
日菜子「今日が何の日か……ご存知ですかぁ?」
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
[saga]
2016/09/28(水) 22:20:18.47 ID:MJ5Ag4q70
モバP「あははは、冗談だって。本当は日菜子もご存じの通り……」
日菜子「むふっ、そうですよぉ♪」
モバP「"公立学校始業式の日"じゃないか」
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:24:59.19 ID:MJ5Ag4q70
モバP「そういや部活と言えば……日菜子って一年の時は手芸部だったよな?」
日菜子「はい〜、日菜子は手芸部でしたよぉ。妄想しながら色んな小物を作るのって、とても捗るんですよねぇ♪」
モバP「ほう、どんな風に捗るんだ?」
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:28:21.37 ID:MJ5Ag4q70
日菜子「次にお姫様人形、もといお姫様日菜子人形も作るんですが、ここからが大変なんですよねぇ」
モバP「やっぱり日菜子がお姫様役なんだな」
日菜子「お姫様の体は王子様とほとんど同じですが、ドレスに力を入れちゃいます!」
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:32:28.24 ID:MJ5Ag4q70
モバP「ずいぶんと凝った作りなんだな」
日菜子「そりゃあもう! 王子様に釣り合う恰好じゃないと、恥ずかしいですから〜」
モバP「他にはどんなのを作ったりしたんだ?」
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:36:04.72 ID:MJ5Ag4q70
日菜子「いえ、日菜子、手先はそこそこ器用だと思うんですけどぉ、編んでいるときに妄想しちゃいまして……」
モバP「なんとなく結果が読めた」
日菜子「気が付いたときには、手の部分が普通の二倍くらいまで長くなってしまったりとか、胴体の幅の部分が大きくなりすぎて、王子様じゃなくて白馬用のサイズになってしまったりとかして」
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
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2016/09/28(水) 22:40:26.50 ID:MJ5Ag4q70
「もうPさん! 日菜子のことをからかって楽しんでませんか?」
いつも以上に困り眉の日菜子は、頬を膨らませながら抗議してくる。
ふくれっ面の顔でさえ凄味がなく、ただただかわいいだけの日菜子に笑いそうになるが、何食わぬ顔でやり過ごす。
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
[saga]
2016/09/28(水) 22:44:09.04 ID:MJ5Ag4q70
「十六歳の誕生日、おめでとう」
「――ありがとうございます、Pさん♪」
日菜子は驚きのあまりか、一瞬真顔になり、それから花のように顔をほころばせた。
以下略
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◆WZ.cGtUvzg
[saga]
2016/09/28(水) 22:48:06.30 ID:MJ5Ag4q70
「わ、日菜子にプレゼントですか? 開けちゃってもいいんですかぁ?」
「ああ、もちろん」
日菜子はラッピングを破かないように、綺麗に開封していく。
以下略
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