120:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:42:41.66 ID:X5Ypwzoq0
瑞鳳「…うん。火を止めて!」
言われるままに、磯風はコンロのつまみを戻した。ガスが遮断され、完全に火が消える。
未だ微かにぬめりけを帯びる卵を、フライパンの余熱で完全に消し去っていく。菜箸を回し続け、焦げ付かぬよう細心の注意を払い、仕上げに取り掛かる。
磯風は、最後の判断を下した。
磯風「よし、皿に盛り付ける!」
あらかじめ用意した厚手の皿に、フライパンの中身を全て盛り付ける。菜箸で形を調え、中央が山なりになるようにした。
磯風「あとは…ケチャップで装飾を…」
何か特別なことを描きたかった。だが磯風は首を振る。今までそうしてきたから、変な事故が起きたのだ。だからここは、無難に波を象るように丁寧に絞っていく。
最後の一滴を出し終えた時、遂にスクランブルエッグは完成した。
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