過去ログ - 天の原ふりさけ見れば春日なる...
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8: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 22:36:48.57 ID:NypoJ6GT0
艦長「危険が伴うのでは?」
提督「・・・否定できません」
艦長「それに行軍距離を考慮すればできる限り重さも排除せねばならんですから、自衛の弾薬量が乏しくなってしまいます」
立て続けに艦長の口から否定的な意見が出たことで、これは脈なしかと判断し、提督が別れようと口を開けかけたところで、
艦長「しかし、危険危険といって、仲間を見捨てるのは人としてあるまじき行いでしょうね」
提督「・・・?」
艦長「わかりました。行きます。ですが、さすがに自衛手段が少ないのでは不安ですから、そちらからも何か出してくれませんか」
提督「直掩戦闘機を十五機つけます」
艦長「・・・・・・補給してくるから待っていてください」
敬礼して、艦長がその場から立ち去っていくのを提督と五月雨が見送る。
駄目かと思ったら了承された。
二人とも呆けたままだったが、先に我に帰ったのは提督の方が先だった。
提督「うし、作戦会議の続きをしよう」
五月雨「はいっ」
移動。横須賀軍港倉庫内。
どうやら護衛艦は補給のために寄港しただけのことらしい。
何をしていたのかと聞いたら定期的な試運転みたいなものだとはぐらかされてしまった。
何はともあれ艦長も同席しての作戦会議再開である。
提督「先ほどの説明の復習も兼ねて、もう一度一から説明し直そう。少し手直しも入るかもしれないからよく聞いておいてくれ」
提督「赤城、加賀、白露、夕立、村雨、時雨、春雨の空母機動部隊は装備が整い次第輪形陣を組み直ちに抜錨。最大戦速で方位1-3-5へ航行。650km走行完了と判断した所で増槽をつけた烈風を全機南鳥島に向けて発艦」
提督「その後はその場で待機。機関はいつでも巡航速度を出せるように吹かしつつ、後続の速吸の到着を待っていろ」
提督「当の速吸率いる補給艦隊は、速吸、名取、長良、五月雨、涼風、暁、響、雷、電、秋月。空母機動部隊の出港を追いかける形で単縦陣を組み巡航速度にて航行、途中空母機動部隊に出くわしたら直ちに洋上補給を行うように」
提督「水上打撃部隊は、護衛艦ありあけに登場し目的地まで移動。着き次第扶桑、山城、ビスマルク、加古、古鷹、飛鷹、隼鷹、大鳳は空母を後ろに複縦陣、戦艦がその前に傘上に展開」
扶桑「・・・わ、わかりました」
突然のことに驚きつつも、扶桑は了解する。
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