過去ログ - 天の原ふりさけ見れば春日なる...
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26: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:02:18.19 ID:NypoJ6GT0
加賀「作戦が変更されているにしてもそうでなくても、私達は止まるわけにはいきません、赤城さん。ここで待機すれば追い付かれてしまいます」
そうですね、と赤城が加賀に同意する。
赤城「皆さん、あとどれくらい走れそうですか?」
27: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:03:16.84 ID:NypoJ6GT0
深海棲艦側。
防空棲姫「そう、空母機動部隊が来てるんだ、へぇ、来てたんだ」
潜水艦からの報告に防空棲姫が冷酷的な笑みを浮かべた。
28: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:04:16.24 ID:NypoJ6GT0
作戦は精密機械のようなものとは誰が言ったものか。
一つの歯車が欠ければ、そのすぐ傍の歯車が動かなくなり、遠くにいる歯車はしばらくは惰性で動いていても、やがて止まる。替えの歯車があれば別だが、替えがなければ止まってしまう。
二つの作戦が平行して動いているなら、二つで一つの仕事を完成する精密機械。
29: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:04:59.41 ID:NypoJ6GT0
二二〇〇。補給部隊。
横須賀から出港して既に七時間が経過していた。
ずっと潜水艦に怯えていた速吸が、不安のあまりついに口を開いた。
30: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:05:54.50 ID:NypoJ6GT0
だが、精密機械というのは、的を射ているようで外れているのではないか。機械は、一つが故障すればもうそれきりなにもすることができなくなる。元に戻すには同じ部品を用意するしかない。ずっと同じ方法を選び続けるしかない。
人間なら、これがだめならばこれ、それがだめならばそれ、あれがなくなったなら今度はあれを、と最終的に完成の方向へ導こうとあらゆる方法を試し続ける。例え一部がかけても、柔軟に対応できる。
ここでやはり機械と人間の区分けというものは為されるものだ。例え一つの要素が欠けたところで、目標へ伸ばし続ける手の速度は変わらない、それが人間のたてる作戦なのだ。
31: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:06:47.79 ID:NypoJ6GT0
二四〇一。太平洋上。
長良が二隻の駆逐艦と思しき影を14km先にレーダーに捉えたのは日付変更時刻を越えてすぐだった。
五月雨「戦艦ですか?」
32:三十分後に投下再開します。[saga]
2016/10/04(火) 23:08:56.79 ID:NypoJ6GT0
その時点で時雨はパニック状態だった。何も考えず無我夢中で白露を抱きあげて、全速で後方へ向かって逃げる。
逃げて逃げて、機関が異音をたてようとも限界まで吹かして逃げた。
途中で五月雨と会えたのは、奇跡だった。
33:運営終了は犯罪[sage saga]
2016/10/04(火) 23:27:16.99 ID:Od+Qrumm0
ダンジョ&プリンセスも終わったラビリンスバインに似てるゲームチン巫女ゲーも終わったひつじ×クロニクル男追加シネ白髪神父様のハーレム穢されて終わったペロペロ催眠完全無料版を終わったレーシング娘。も終わった打ち切りダークネス40万人9月30日終わる終わった妄妄想出来ないと寂しい再び無駄キャラ省いて事前登録欲しいデス
善い部分だけ取り入れろ
阿知賀編は猿とレジェンゴの妄想
34: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:28:27.27 ID:NypoJ6GT0
声を震わせながら、時雨が駆けつけた。
五月雨から白露を奪い取り、時雨が白露を抱き上げた。
白露「ちょっ、何?やめてよ!下ろして!」
35: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:30:18.77 ID:NypoJ6GT0
〇一三〇。太平洋上。
空母機動部隊直上を百機を超える編隊が旋回している。
そして今、加賀から最後の一機が爆音を轟かせ飛び立ち、編隊の中へ滑り込んだ。
36: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:31:41.03 ID:NypoJ6GT0
その周囲に護衛艦の影はない。
一見すれば順調にいっていると思えるかもしれないが、本来なら護衛艦はあと九時間は水上打撃部隊の輸送任務に従事するはずだったと言えば事の重大さが見てとれる。
三十分前。護衛艦は、艦配属員諸とも壮絶な大爆沈を遂げた。
37: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:33:33.39 ID:NypoJ6GT0
扶桑から見ると全く気にした風には見えないが・・・。
もしかしたら、味方に不安を与えないための高練度艦故の貫禄みたいなものなのかもしれない。きっとそうなのだろう。第一本人が無理をしていると言っているのだから。
扶桑「提督が当初私達を護衛艦で行かせようとした訳は航続距離の問題ではありません。純粋に速度の問題なのは皆さんもわかっていると思います」
38: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:34:23.00 ID:NypoJ6GT0
爆雷のことを失念していたとは、何とも滑稽な話だ。今回の作戦の準備期間も短すぎるのもその由だろう。いつもなら一週間以上はあるはずの時間も、その間幾度となく行われる図上演習もなしで、一日程度で練り上げられた。
提督だけのせいではない。いつも了解してばかりの私にも責がある話だ。
今にして思えば、かなり急拵えの作戦なのである。
39: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:35:55.25 ID:NypoJ6GT0
〇六〇〇。
完全に夜が明け太陽が顔を完全に出した頃、海上では感動の再会らしきものが行われていた。
白露「皆無事でよかったよっ!」
40: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:37:32.13 ID:NypoJ6GT0
五月雨「私達はこのまま南鳥島へ向かいますが、まだ心配なのが扶桑さん達ですね」
この潜水艦群の中を駆逐艦なしで切り抜けられたかどうか、それが心配だった。
実際は苦もなく通過したことなど知る由もない。護衛艦が爆沈したことに関しても、何をか況んやである。
41: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:41:53.23 ID:NypoJ6GT0
〇九〇〇。
彗星一二型三機が飛鷹から飛び立った。
扶桑「今のところ周辺に潜望鏡、水上艦の反応はありません。安心して発艦作業を続けてください」
42: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 23:44:58.17 ID:NypoJ6GT0
本日はここまでです。ありがとうございました。
前レスでは、色々とやらかして申し訳ありませんでした。
最大限気を配って書いていくことにします。
そして今、承知していますよ。とかいておきながら初っぱなでキ105をかます自分に若干呆れすら覚えています。
43:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 10:04:30.74 ID:Av1dVOISO
乙です
44: ◆cDyTypz3/.[sage]
2016/10/11(火) 07:39:37.61 ID:KTX75nw+0
一身上の都合が発生したのと、問題があり、しばらく投下を延期します。
なるべく早めの再開を目指します。
45:名無しNIPPER[sage]
2016/10/31(月) 00:41:09.03 ID:/ipzVEsko
保守ー
46:名無しNIPPER[sage]
2016/11/19(土) 11:14:33.77 ID:L0NJZqLoo
保守
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