過去ログ - 芳乃「黄昏の帰り道を、そなたと二人で」
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8: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/10/04(火) 20:22:10.65 ID:X90mnw8p0
「文化祭で芳乃は何をするんだ?」

「わたくしのクラスはカフェを営むことになりましてー」

「カフェか……」

「以前の経験を活かしてみなの力になろうかとー」

当日、わたくしは接客をいたしますー。

メイドとなり学んだ奉仕の心がまさかこのようなところで役立つとはー。

「……そういえば、そんな仕事もあったな?」

「む……もしかして忘れてまして?」

「そんなことはないぞ」

「ほー」

今度は明確に疑いの表情を表に出しましてー。

「ねー、ご主人さまー、本当に忘れてないのでしてー」

「忘れてないって。芳乃がホコリじゃなくけがれをはらおうとしたことや冥土とメイドが同じものだって思ってたこととか……」

「そなたはミスしか覚えていないのでしてー?」

「後は、メイド姿の芳乃がかわいかったこととかな」

「……えへー」

ふむー……。

かの者に褒めてもらえるだけで直前のむっとした気持ちが霧消するほどうれしくなるとはー。

まったくー、人の心とは如何ともしがたいものでありましてー。


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