16: ◆9HQtX1uR2o[saga]
2016/10/04(火) 23:24:42.68 ID:7ab73rSh0
車に戻ったら、話の続きをしてあげなければならない。
もちろん、私もあの豚に何かを期待してるわけじゃないわ。
私一人でどうにかならないことなんてないし、だからプロデューサーも必要ないと言える。
でも、この世界で上を目指すには、まだまだ足りない。
今日のオーディション、私はパーフェクトだった。
表情も台詞の抑揚も感情の乗せ方も、完璧だったわ。
けれど、そんな完璧な私の、更にその上を行くアイドルも、確かにいた。
『小心者なので私も緊張しているんですけど……ふふ、初心に返って、頑張ります』
「……ちっ」
ねえ、豚。
貴方、プロデューサーなんだから、文字通り、私をプロデュースするのが貴方の仕事よね。
……だったら、私を押し上げなさいよ。
私を、もっと輝かせなさいよ。
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