過去ログ - 勇者「救いたければ手を汚せ」短編
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36:名無しNIPPER[saga]
2016/10/11(火) 20:51:34.49 ID:Jom1H9FLO
白猫「(……妙な言い回しだ)」
白猫「(私を通して勇者を見るつもりなのか? やはり、他にも意図があるようだな)」
白猫「(この体にも、何やら様々な細工が施されているようだが……)」
精霊「解析するなら後にしなさい。それじゃ、飛ばすわよ?」
白猫「……ああ、やってくれ。機会をくれたこと、感謝するよ。ありがとう」
精霊「恨まれるならまだしも、礼を言われるようなことはしてないわよ」
白猫「私の素直な気持ちだ。感謝の言葉くらい受け取ってもいいだろう?」
精霊「煩い猫ね…さっさと行きなさい」スッ
バシュッ…シーン……
精霊「あの子、きちんと食べてるかしら。一人だと食生活が乱れるし……」ウーン
精霊「ハァ…こんな所を見られたら、勇者に笑われるわね。退屈凌ぎに編み物でもしようかしら」
【その身が何に変わろうと、彼女の想いは変わらない】
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