過去ログ - 【艦これ】エラーねこのなく頃に 艦こまし編
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1: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:28:52.65 ID:mwgZAYNY0
*初投稿です。マナーやルール等が間違っていたらご指摘ください。

*地の分あり。むしろ半分くらいそれです。苦手な方はスルーを。

*タイトルの通り、某ホラー作品のパロディです。これも苦手な方はスルーを。
 ホラー要素は微塵もありませんが。

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2: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:30:14.63 ID:mwgZAYNY0
プロローグ



「あれは不幸な事故だったのよ〜……」
以下略



3: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:31:58.75 ID:mwgZAYNY0
「ちょっと青葉ちゃ〜ん? 取材は仕方なく受けてもいいと言ったけれど、カメラは回していいとは言ってないわよ〜?」
「あ、あのこれはですねっ、当事者のより詳細な様子を記録するために必要なもので別にやましいものでは――」
「ペンを持つその手、落ちても知らないわよ?」
「ヒイィィィィごめんなさいごめんなさいごめんなさいですぅー!!」

以下略



4: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:35:17.10 ID:mwgZAYNY0



その日の鎮守府の一日はいつもと変わらぬ平穏な朝から始まった。
深海棲艦との戦いの前線基地である鎮守府に平穏というのもおかしな話ではあるが、ともかく平穏な一日の始まりであった。
以下略



5: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:41:46.95 ID:mwgZAYNY0
「提督。本日の秘書艦、榛名参りました」

扉の向こうに居るであろう提督にそう告げる。すぐさま入室の許可が聞こえて――こない。

「…………?」
以下略



6: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:45:50.34 ID:mwgZAYNY0
(あ、あれ……? どうしてでしょう? 今日の提督を見てるといつもより胸がドキドキします……)

その提督のキラキラさ加減ときたら、艦娘が演習10回連続S勝利MVPをとってもこうはならないだろうというぐらいの輝きっぷり。榛名にはそう感じられた。

「あ、あの……提督、ですよね? そっくりな双子のご兄弟とかではなくて……?」
以下略



7: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:50:06.09 ID:mwgZAYNY0
「ふわぁっ!? はわわわわわわわ、ててて提督っ!? はははは榛名のおおおぉおでおででこここにににににぃちか、近ぁぁぁ!?」
「……ん、熱はないようだな。よかったよ」

そう言いながら提督が離れると、ズザァァッと榛名が跳び退る。顔を真っ赤にして口をパクパクと、混乱と動揺の極致である。
そして、その極致にもう一刺しが入る。
以下略



8: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:54:05.53 ID:mwgZAYNY0
「どどどどどうしたんですか提督っ!? 何かのご冗談のつもりでしょうかっ!?」
「おいおい冗談とは失礼だな。これでも本気で心配したんだが、余計だったか?」
「え……あ、あの、すいません。そんなつもりは……」
「……フフフ。いや、冗談だ。すまんな、からかい過ぎたか」
「っ!? も、もう提督っ!」
以下略



9: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 11:58:25.22 ID:mwgZAYNY0
「ああでも、本当に風邪とかひいたなら必ず言ってくれ。執務を放り出してでも看病しにいくからな。つきっきりで」
「つ、つきっきりっ……!」

つきっきりの看病に伴うあれやこれやのイベントが榛名の脳内を駆け抜ける。
その魅力を前に、提督の執務をほっぽり出すという問題発言を諫めることは彼女にとって最早些事である。
以下略



10: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 12:00:23.63 ID:mwgZAYNY0
それはまるで、ずれた自分の帽子や眼鏡を直すかのように自然な動作で、あまりのさりげなさに榛名も反応が遅れてしまった。

そして、トドメの一撃が放たれる。


以下略



11: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/05(水) 12:05:05.49 ID:mwgZAYNY0
本日はここまで。

次の犠牲者の分を書いてきます。


12:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 12:41:18.41 ID:0OiEVNHeo
おつ


13:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:53:34.15 ID:9zu2qlIUO
ひぐらしすけこまし編か
懐かしいな


14:名無しNIPPER[sage]
2016/10/06(木) 15:28:23.54 ID:cYmFoQbfo
原作見といた方がいいのかな?


15: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:31:28.95 ID:oBmcP/nG0
>>14
見なくても多分大丈夫です。話の大筋だけ借りてるようなものですから。


16: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:32:19.90 ID:oBmcP/nG0
それでは投下いきましょう。

哀れな犠牲者がまた一人……


17: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:34:26.71 ID:oBmcP/nG0



「もうっ、私としたことがあのまま執務室に忘れてきちゃうなんて……!」

以下略



18: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:35:43.44 ID:oBmcP/nG0

昨日の事。
せっかく提督と二人きりなのに何も面白いことが起きないことに退屈していた足柄はふいにちょっとした悪戯を思いつき、それを実行した。

『ねぇ提督? この部屋ちょっと暑くないかしら?』
以下略



19: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:37:06.56 ID:oBmcP/nG0

その後、頭の上に"!かすんぷ" とでも表示されそうなくらいに腹を立てた足柄は、せめてもの抵抗とばかりにその着崩した格好のまま秘書艦業務を終えた。
そして、投げつけたスカーフを回収するのを忘れていたことに今朝方気付いた彼女だった。

「あ"あ"もうっ、思い出しただけで腹が立ってくるわ! こうなったらカツよ! この足柄の特製カツであのニブチンに喝をいれてやるわ! カツだけにね!」
以下略



20: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:38:29.72 ID:oBmcP/nG0
「榛名じゃない。そんなに慌ててどううしたのよ? それより廊下を走るのは――」
「あ、あしがらさぁんっ!」
「わわっと、な、何よ?」

突然泣きついてきた榛名を抱きとめる足柄。
以下略



21: ◆KFFL7SRdLI[saga]
2016/10/12(水) 13:39:46.88 ID:oBmcP/nG0
何故かそこで言葉が尻すぼみになっていき、自分の指先同士をツンツンとさせてモジモジしだす榛名。
心なしか、顔もさらに赤みを増していく。

「あの、口では説明しづらいというか……恥ずかしいというか……と、とにかく! 足柄さんも見ていただければわかると思います!」
「はあ、まあ分かったわ。ちょうど私も提督に用があったから、一緒に行きましょうか」
以下略



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